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第4回 Amazon RDS を使ってみよう (小澤昌樹) 2015年12月

はじめに

みなさん、こんにちは。「今からはじめる Amazon Web Services」では、前回と前々回、AWSの主要サービスであるEC2とS3の概要と使い方を説明してきました。今回は、クラウド上でRDBを利用できるサービス「Amazon Relational Database Service(RDS)」を紹介します。

Amazon RDS

Amazon Relational Database Service(RDS)は、クラウド上で簡単にリレーショナルデータベースを利用できるサービスです。2009年6月に登場しました。

Amazon RDSは、AWSのその他のサービスと同様に「拡張性」「可用性」「耐久性」に優れます。すなわち、

導入と設定が容易

AWSの管理画面から操作するだけでRDBを利用することが可能になります。データベースエンジンをわざわざインストールする必要はありませんし、選択したエンジンとクラスに適したパラメータが設定されているので、設定ファイルを操作する必要もありません。

ストレージの増減が容易

追加ストレージのプロビジョニングは、管理画面からできます。Amazon Auroraでは、設定によって自動でストレージを拡張することもできますし、MySQL、Oracle、PostgreSQLでは、ダウンタイムなしのオンザフライでストレージを追加することができます。

自動バックアップとスナップショットの保持

データベースとトランザクションログをバックアップし、直近で5分前時点まで戻すことができます。自動バックアップの保持期間は、最大35日間までで設定できます。また、データベースのスナップショットをAmazon S3に保存することができます。

マルチ AZ 配置による冗長化構成

アクティブ・スタンバイの冗長化構成を組むことができ、異なるアベイラビリティーゾーン(AZ)にスタンバイインスタンスを配置することができます。この構成は災害対策に活用できます。

パッチを自動適用

データベースエンジンに最新のパッチを自動適用することができるので、常に最新の状態が維持されます。自動更新の場合には停止が伴いますが、停止時間を選択することができます。

Amazon RDSで使用できるデータベースエンジンには、MySQL、Oracle、Microsoft SQL Server、PostgreSQL、Amazon Aurora、MariaDBの6つがあります。このうち、Amazon Auroraは、MySQL5.6と互換性のあるデータベースエンジンで、MySQLと比較して最大5倍のスループットを提供すると言われています。上述しましたが、ストレージの自動拡張機能は特筆すべきところです。また、MariaDBは、今年の「AWS re:Invent 2015」にて対応が発表されました。(Amazon Web Services ブログ: 【AWS発表】Amazon RDSでMariaDBが利用可能になりました

RDSインスタンスを立ち上げよう

それでは、実際にRDSのインスタンスを立ち上げてみましょう。

1. AWS管理コンソールにサインインします。

2. 管理コンソールにサインインしたら、「RDS(マネージド型リレーショナルデータベースサービス)」を選択します。

3. 「今すぐはじめる」という青いボタンをクリックします。

4. エンジンを選択します。ここでは「MySQL」を選択します。

fig01

5. 「本番稼働用にこのデータベースを使用する予定はありますか?」を確認されます。本番稼働用では、マルチAZ配置とプロビジョンドIOPSストレージの使用がデフォルトとなります。ここでは「いいえ」を選択します。

fig02

6. 「DB詳細の指定」をおこないます。エンジンのバージョンやクラスのほか、インスタンス識別子、マスターユーザー、マスターパスワードを設定します。

fig03

7. 最後に「詳細設定」をおこないます。セキュリティグループやバックアップの保存期間などを設定します。

8. 「DBインスタンスの作成」という青いボタンをクリックするとインスタンスの作成がはじまります。

9. DBインスタンスが作成されると以下のように一覧に表示されます。インスタンスの作成はこれだけです。

fig04

10. DBインスタンス上のMySQLデータベースに接続するには、コマンドプロンプトなどで、以下のようにコマンドを入力します。

 mysql -h <endpoint> -P 3306 -u <mymasteruser> -p

もっと詳細には、Amazon RDSの公式ドキュメントを参照してみてください。

料金体系

気になる料金ですが、「インスタンス利用料金」「ストレージ料金」「データ転送料金」の3つの要素で構成されます。

インスタンス利用料金は、db.t2.microのオンデマンドインスタンス(使った分だけ課金)を1ヶ月使用した場合、東京リージョンで約20ドルとなります。small、mediumとグレードが上がるにつれ、その約2倍の料金となってきます。また、マルチAZ配置ではさらに2倍の料金となります。なお、リザーブドインスタンスという1年間、または、3年間の前払いを選択することもできます。リザーブドインスタンスは、オンデマンドインスタンスから1年間で約3割、3年間で約5割の割引きとなります。

月額料金の見積もりには、AWS Simple Monthly Calculatorを使ってみましょう。

次回予告

今回は、クラウド上で簡単にリレーショナルデータベースサービスを利用できる「Amazon RDS」を紹介しました。いかがでしたか?

次回は、AWSクラウドリソースやアプリケーションのモニタリングサービスである「Amazon CloudWatch」を取り上げます。お楽しみに!

 


 

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