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第19回 デスクトップ仮想化 導入支援ツール Project Accelerator 利用ガイド (小林伸睦、シトリックス・システムズ・ジャパン(提供:デスクトップ仮想化ニュース)) 2014年1月

ご注意:この文書は、シトリックス・システムズが提供するAcceleratorツールを利用いただくにあたっての参考資料です。本書に記載されている事柄は、Acceleratorツールの頻繁なエンハンスに伴い予告なく変更される場合があります。今後アップデートされる部分に関しての詳細は以下を参照ください。
https://project.citrix.com/pages/learnmore

本資料の目的

 本資料は、Citrixが提供するAcceleratorツールの利用方法について日本語で捕捉解説する資料である。

Project Acceleratorの目的

 Acceleratorツールは、XenDesktop©を用いたデスクトップ仮想化プロジェクトを支援するためのWebベースのツールです。このAcceleratorツールはお客様の要件をアセスメントした上で、ベストプラクティスに基づいたシステムデザインをガイドします。ただし、このツールによる結果を保障するものではありません。より、詳細なアセスメント、サイジング、設計等の支援が必要な場合(必要な段階)は、CitrixおよびCitrixのパートナーによる有償サービスをご検討いただけますようお願い申し上げます。

Acceleratorツールの概要

 このツールのステップは3つに分かれており、アセスメント、デザイン、デプロイというカテゴリで構成されています。執筆時点(2013/09/13)の段階では、アセスメントのみ利用可能となっていますが、逐次エンハンスが行われます。

fig01

 まずは、Acceleratorにアクセスします。以下のURLにアクセスしてください。

 https://project.citrix.com

 下記のようなWebページが確認できます。

fig02

 現在(2013/09/13)、Acceleratorにて提供されるアウトプットとして提供されるものは、アセスメントに基づいたサイジング情報とアーキテクチャー図です。(今後、Step-by-StepおよびCollaborationについてのアプトプットも利用可能になる予定です。)

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デスクトップ仮想化 導入支援ツール Project Accelerator利用ガイド(PDFダウンロード)

fig03

 現時点での(2013/09/13)、アウトプットのイメージは以下の2つです。

サイジング

 各システムコンポーネントごとに、どの程度のサーバ、ストレージが必要になるかの指針が出力されます。以下がその一例です。

fig04

アーキテクチャー

 システムの全体像がシンプルな構成図として出力されます。各コンポーネントがレイヤ別に整理され、且つ、選択するべき仮想化方式と必要なリソース量が出力されます。以下がその一例です。

fig05

Acceleratorの利用手順プロセス

 次に、Acceleratorの利用手順について解説します。まずは、https://project.citrix.comへアクセスします。

fig06

 Get Startをクリックすると認証が必要となります。このシステムを利用するには、CitrixのMy Accountが必要ですので、お持ちでない方は取得ください。これはCitrixの各種サービスを受けるための無償のアカウントです。下記のURLにアクセスしてアカウントを作成してください。
https://secureportal.citrix.com/MyCitrix/Login/home.aspx

fig07

 Acceleratorのおける新規プロジェクトの作成は、Start New Projectをクリックします。プロジェクトを作成したことがある場合には、ここで既存のプロジェクトが参照可能となっています。

fig08

 全体の入力項目のカテゴリは以下の5カテゴリとなっており、この入力の結果を受けて、サイジング指針とアーキテクチャー構成図を出力することになります。入力項目の概要は以下です。(2013/09/13時点)

入力カテゴリー 入力内容解説
組織情報 デスクトップ仮想化プロジェクトのオーナーとなる組織の情報を入力する。組織名、セクター(インダストリー)、規模、プロジェクトの目的、保有する技術知識レベル等
プロジェクト情報 デスクトップ仮想化プロジェクト自体の情報を入力する。プロジェクト名、デスクトップ仮想化へのステージレベル、システムの実装担当者
ユーザーグループ情報 仮想デスクトップを利用するユーザーについての情報を入力する。ユーザーグループ名、グループ人数、環境をホストするデータセンタ、パーソナライゼーション要件、セキュリティ要件、モビリティ要件、アプリケーションのワークロード要件、デスクトップの可用性要件
アプリケーション情報 仮想化されるアプリケーションの情報について入力する。アプリケーション名、他のアプリケーションとの依存関係性、アプリケーションが要求するリソース感、アプリケーションを利用するユーザーが全ユーザー数に占める割合
ユーザーグループとアプリケーションの紐づけ 上記で定義された、ユーザーグループとアプリケーションの紐づけの定義を行う。どのユーザーグループがどのアプリケーションを利用するのか

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デスクトップ仮想化 導入支援ツール Project Accelerator利用ガイド(PDFダウンロード)

 まずは[Define Organization]情報を入力します。下記のようなメニューを確認できます。

fig09

 入力項目は以下のような項目となっています。

fig10

fig11

fig12

 次に[Define Project]を入力します。

fig13

fig14

 次に、[Define User Group]を入力します。ここでは対象のユーザーグループの特性を定義します。

fig15

fig16

 [Add]を押すと次のように、このグループの属性を定義する入力フォームが表示され、入力を促されます。

fig17

fig18

 これらの入力項目における選択肢をまとめると以下となります。ご参考ください。

Personalization Requirement None ユーザーはデスクトップやアプリケーションを変更することができない
Basic ユーザーはデスクトップやアプリケーションについてユーザーレベルでの変更をすることができる
Complicate ユーザーはアプリケーションのインストールをはじめ、あらゆる設定変更が可能である。
Security Requirement Low Security 情報が盗まれたり、漏えいしても組織への影響はほとんどない
Medium Security 情報が盗まれたり、漏えいすると、プロジェクト、製品、個人がリスクにさらされる
High Security 情報が盗まれたり、漏えいすると、組織全体や多くの個人がリスクにさらされる
Mobility Requirement Local 絶えず、社内から高速でセキュアなネットワークからアクセスする
Remote 様々な通信速度、セキュリティが確保されていない外部ネットワークからアクセスすることがある
Offline ネットワークに接続できない状況でもデスクトップが必要なときがある
Workload Requirement Light 1,2 個程度のオフィスアプリケーションの利用。もしくは、キオスク利用
Normal 2-10 個程度のオフィスアプリケーションの一般的な利用(Light, Medium use)
Heavy マルチメディア、データ処理、アプリケーション開発等の利用
Impact of losing the desktop for 1 day Low Business Impact 製品やプロジェクト、売上に大きな影響はない
Medium Business Impact 製品やプロジェクト、売上に潜在的なリスクをもたらす
High Business Impact 製品やプロジェクト、売上に大きな影響をおよぼす

 同様に複数のユーザーグループ・組織がある場合には、[Define User Group]で定義します。ここではBack Office Orgを追加で定義します。

fig19

fig20

fig21

 これらの入力で以下のようにユーザー定義が完了しました。

fig22

 次に[Define Application]を入力します。ここでは、利用するアプリケーションを定義します。

fig23

 ここでは、組織で利用するアプリケーションの定義を行いますが、以下の3つの方法で定義を行うことが可能です。

fig24

 手動で入力すると、次のように入力補完機能によってアプリケーションの定義入力が可能です。これは、すでにオプションとして選択可能なアプリケーションとしてツール側に備わっています。

fig25

 ここでは、まず、例としてAdobe Acrobatを定義します。

fig26

 また、アプリケーションを定義すると、そのアプリケーションの特性について定義するプロセスに入ります。次のような入力項目が表示されます。入力補完で入力可能なアプリケーションは、アプリケーション特性が自動で設定がなされます。

fig27

 同様に次のアプリケーションも定義していきます。(ここでは、例としてOutlookを定義しています。)

fig28

fig29

 同様に次のアプリケーションを定義していきます。(ここでは例としてPowerPointを定義しています。)

fig30

fig31

 同様に次のアプリケーションを定義していきます。(ここでは例としてSAPを入力しています。)

fig32

fig33

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デスクトップ仮想化 導入支援ツール Project Accelerator利用ガイド(PDFダウンロード)

 各アプリケーションの定義が終わるとリストが確認できます。

fig34

 次にどのユーザーがどのアプリケーションを利用するのか定義します。

fig35

 ここでは、BackOfficeグループが、4つのアプリケーションすべてを利用するように定義します。

fig36

 Salesグループが、2つのアプリケーションを利用するように定義します。

fig37

 この段階でアセスメントが終了し、100%と表示されます。

 Sizing & Deployment PlanおよびRecommended Architectureのそれぞれのリンクからサイジング情報およびアーキテクチャー構成図の出力ができるようになっています。

fig38

 Sizing & Deployment Planは以下のような形式で出力され、各グループのシステムに必要なハードウェアリソース(総CPU Core数、総Memory容量、総Storage容量、総IOPS数)が表示されます。また、これらの出力情報をPDFにエクスポート可能です。

fig39

 Recommended Architectureは以下のような形式で出力されます。コンポーネントごとに整理され、そのリソース量も整理されます。今回のパターンは、SalesグループおよびBackOfficeグループの両グループともサーバ共有型が採用されていることがわかります。

fig40

 また、この構成図は、ユーザーレイヤ、アクセスレイヤ、デスクトップレイヤ(リソースレイヤ)、コントロールレイヤ、ハードウェアレイヤというコンポーネント単位で整理されていますが、これは、デスクトップ仮想化のデザインを考えるうえで重要なフレームワークです。このフレームワークについては、下記のBluePrintにて解説してありますので、ご参照ください。
http://support.citrix.com/article/CTX138981

 


 

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デスクトップ仮想化ニュース
http://www.desktop2cloud.jp/

「デスクトップ仮想化ニュース」は、デスクトップ仮想化、モビリティに関する最新情報の提供とデータや動画を活用した分かりやすく解説します。
 

クラウド&ネットワーク情報サイト
http://www.cloudandnetwork.jp/

「クラウド&ネットワーク情報サイト」は、クラウドコンピューティングやネットワークに関するさまざまな情報をデータや動画を活用した分かりやすい解説でお届けします。

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