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第31回 XenAppをAmazon Web Services上に構築!(設定編) 後編 (提供:デスクトップ仮想化ニュース) 2015年1月

キーペアの作成

 次にキーペア作成します。インスタンスを起動するにはAMIを利用するのですが、これらのイメージはパスワード認証を許可していません。従って別の認証方法を使って起動したインスタンスにログインする必要があります。

AWSのEC2では、公開鍵認証方式でインスタンスにアクセスできます。まずは公開鍵認証を行うためにキーペアを作成します。

(1) キーペアの作成はシンプルです。EC2のメニューから「Key Pairs」を選択して、「Create Key Pair」ボタンをクリックします。

fig01

(2) キーペア名は好きな名前を付けます。インスタンスを作成する際にそのキーペアを指定して起動すればそのキーペアを持つユーザーしかアクセスできなくなります。

fig02

(3) 「Create」ボタンを押してキーペアの作成を行うと、秘密鍵の保存ダイアログが表示されます。このファイルはEC2上のインスタンスにリモートアクセスする際に必要な鍵です。安全な場所にファイルを保管しておいてください。

fig03

インスタンスの起動

 ネットワークと適切なセキュリティグループ、認証用のキーペアを作成できましたので、これらのリソースを使ってインスタンスを起動しましょう。

(1) 左サイドバーメニューから「インスタンス」を選択、「Launch Instance」ボタンをクリックしてインスタンスを起動します。

(2) 「Step 1: Choose an Amazon Machine Image (AMI)」画面でAMIを選択します。

fig04

(3) 「Step 2: Choose an Instance Type」でインスタンスタイプを選択します。AWS EC2におけるインスタンスタイプはサーバーの性能だと思ってください。性能が良いインスタンスタイプほど、利用時間あたりの価格が高くなります。

fig05

今回は3台構成でXenApp環境を構築しますので、それぞれのノードは次のインスタンスタイプを選択しました。必要に応じて適切なインスタンスタイプを選択してください。

ノード インスタンスタイプ
Active Directoryt2.micro
XenApp Controllert2.medium
XenApp 配信サーバーt2.micro

(4) 「Step 3: Configure Instance Details」では起動するインスタンス数や割り当てるVPCネットワークなどの設定を行います。「Auto-assign Public IP」をYesに設定すると、自動的にPublic IPを割り当てます。Yesに設定することを推奨します。

fig06

(5) 「Step 4: Add Storage」ではインスタンスに割り当てるストレージサイズや構成を行います。EBSストレージ30GBまでが無料利用枠の上限です。これを超えるストレージサイズ、EBS以外のストレージを設定した場合、従量課金対象になります。

fig07

今回の評価構成ではすべて30GBで収まりますが、他にテストしてみたいことがあれば、適宜必要なディスクサイズでインスタンスを起動してください。

(6) 「Step 5: Tag Instance」ではインスタンスを判別するためのタグを設定できます。Nameキーに役割名などを入力します。その他のタグキーを追加して様々なデータを入力することも出来ます。

(7) 「Step 6: Configure Security Group」ではインスタンスが利用するセキュリティグループの新規作成および割り当てを行います。前の手順で作成したセキュリティグループを使うので、「Select an existing security group」を選択して、適切なセキュリティグループを設定してください。

本例では次のような設定をしています。

ノード セキュリティグループ
Active DirectoryADSG
XenApp ControllerXACSG
XenApp 配信サーバーAPPSG

fig08

セキュリティグループは複数選択することも出来ますので、共通するポートは別途セキュリティグループを作っておいて、インスタンス起動時に複数のセキュリティグループを選択するといった使い方も出来ます(ex. XACSG,RDPOKSG etc...)。

(8) 「Step 7: Review Instance Launch」でこれまでの内容を確認して、問題なければ「Launch」ボタンをクリックします。

fig09

(9) インスタンスのアクセスに利用するキーペアをインスタンスに設定します。チェックマークをつけて「Launch Instances」ボタンをクリックするとインスタンスが起動します。

fig10

インスタンスの起動処理が完了しました。

fig11

以上で選択したリージョン上に仮想マシンが作られ、EC2のインスタンスとして起動し、利用可能になります。インスタンスの起動まで待ちます。

インスタンスへのアクセス

 起動したインスタンスのステータスは、インスタンスの一覧から確認できます。起動していることを確認したら、インスタンスにリモートアクセスしましょう。

(1) まず、上部にある「Connect」ボタンをクリックします。

fig12

(2) アクセスに必要なIPアドレス、ユーザー名が表示されています。パスワードを取得するため、「Get Password」ボタンをクリックします。

fig13

(3) Key Nameに出ているファイルのパスを下の設定で指定します。

fig14

(4) 「Decrypt Password」をクリックします。

fig15

(5) 黒塗りした部分に復号化したパスワードが表示されます。これをRDP接続時のパスワードとして入力してください。

fig16

(6) RDPクライアントでEC2で起動したインスタンスにアクセスします。PC nameにはEC2インスタンスのPublic IPアドレスを設定します。

fig17

(7) インスタンスにRDPクライアントで接続できました。

fig18

Tips:

 EC2ではインスタンスをシャットダウンしてしまうとPublic IPアドレスを解放してしまい、起動した時点で新しいPublic IPアドレスに切り替わってしまいます。

Public IPアドレスを固定化するにはElastic IPを発行した後、インスタンスにElastic IPを割り当てます。

fig19

この操作を行なうことにより、Elastic IPがインスタンスのPublic IPアドレスとして設定され、アクセスできるようになります。

Elastic IPは稼働中のインスタンスに割り当てるのは課金されませんが、シャットダウン状態のインスタンスに割り当てたままにしておくと課金の対象になりますので 注意してください。また、発行したElastic IPが不要になったらReleaseすることも忘れないようにしましょう。

以上でAWSの設定は完了です。

 


 

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