IT・技術研修ならCTC教育サービス

サイト内検索 企業情報 サイトマップ

研修コース検索

コラム

Linuxでブラ散歩

CTC 教育サービス

 [IT研修]注目キーワード   OpenStack  OpenFlow/SDN  情報セキュリティ  Python  システムトラブルシュート 

第1回 ラズパイでLinuxをはじめよう 2017年2月

はじめに

みなさん、こんにちは。株式会社シオラボの小澤と申します。
今回より「Linuxでブラ散歩」と題して、このコラムを担当させていただくことになりました。
Linuxに関するさまざまな情報や最新の動向、イベント参加レポートなどをお伝えしていく予定です。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、Linuxは1991年にカーネルの開発が始まって以来、昨年2016年で25周年を迎えたそうです。ご存知のとおり、LinuxはオープンソースのOSで、今ではあらゆる場所に搭載されています。サーバーやスマートフォン、家電、車。とても身近な存在にもなってきました。身近と言えば、Raspberry Piが普及してきたこともその一つですね。

Raspberry Pi

Raspberry Piは、ラズパイと呼ばれることが多いので、ここでもそう呼ぶことにします。

ラズパイは、イギリスで教育用コンピュータとして普及してきました。プリント基板がむき出しのシングルボードコンピュータです。現在広く普及しているモデルは、「Raspberry Pi 3 Model B」と呼ばれているもので、$35で入手できます。無線LANを搭載したはじめてのモデルです。このモデルの他にも、$5という破格の安さの「Raspberry Pi Zero」というモデルも出て話題になりました。(日本ではまだ入手が難しいですが)

ラズパイは、一般的には、SDカードに書き込まれたOSから起動します。そのOSのひとつであるRaspbianは、Debianをベースに作られたディストリビューションです。ちなみに、Debianベースのディストリビューションといえば、UbuntuやLiveCDであるKNOPPIXを思いつく方も多いと思います。

今回は、そんなラズパイを使って、Linuxを手軽に扱える環境を作ろうと思います。まずは、RaspbianをSDカードに書き込み、ラズパイで起動してみましょう。

セットアップ

1. Raspbianを、公式サイトからダウンロードします。「Download ZIP」からzipファイルをダウンロードしてから、解凍しましょう。解凍すると「2016-11-25-raspbian-jessie.img」というimgファイルができあがります。(なお、2017年1月31日現在の最新版は2017-01-11となっています)

2. SDカードをPCのスロットに挿し、フォーマットしておきます。

3. PCでターミナルを開き、diskutilコマンドを使って、SDカードのデバイス名を確認します。

 $ diskutil list
 /dev/disk0 (internal, physical):
 /dev/disk1 (internal, virtual):
 /dev/disk2 (internal, physical):

のように表示されるので、デバイス名が把握できます。この環境では、 `/dev/disk2` でした。

4. SDカードのデバイスをアンマウントします。

 $ diskutil unmountDisk /dev/disk2

5. ddコマンドを使ってimgファイルを書き込みます。

 $ sudo dd bs=1m if=2016-11-25-raspbian-jessie.img of=/dev/rdisk2

`bs=1m` では、一度に読み込みと書き出しをおこなうバイト数を指定しています。
`of=/dev/rdisk2` では、デバイス名に `r` を付与することで、アンバッファモードであることを指定しています。
これらを指定しないと、SDカードへの書き込みが遅くなるので注意しましょう。

ちなみに、書き込みの様子は、 `ctrl+t` キーを押すと確認することができます。

6. 書き込みが終わったら、SDカードを抜き、ラズパイに挿します。
ラズパイには、キーボード、マウス、ディスプレイのHDMIケーブルも接続しましょう。

7. ラズパイに電源ケーブルを接続して起動してみましょう。
無事起動すると、このような画面が表示されます。シングルボードコンピュータとは思えない画面ですよね。

8. ラズパイの設定を変更しましょう。
ロケールやタイムゾーンを変更しておきましょう。
また、Wi-Fiを使ってネットワークに接続して、パッケージの更新もしておきましょう。

 $ sudo apt-get update
 $ sudo apt-get upgrade
まとめ

今回は、Linuxを手軽に使える環境を整えるべく、ラズパイをセットアップしてみました。SDカードに書き込むだけで起動するというのもLinuxならではですね。とても簡単です。

次回は、このラズパイに温湿センサーを接続して、気温と湿度を測定してみましょう。お楽しみに。

それでは、また!

 


 

 [IT研修]注目キーワード   OpenStack  OpenFlow/SDN  情報セキュリティ  Python  システムトラブルシュート