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第27回 ESXi on ESXi (志茂吉建) 2014年2月

ESXi on ESXi

 ESXi on ESXiとは、文字通りESXi上にESXiをインストールすることを指します。これは、Nested ESXiとも呼ばれています。ESXi上にESXiをインストールするのはどんなメリットがあるのでしょうか。本番環境でのESXiでは、いろいろなテストなどを簡単に行うことがなかなか難しいと思います。しかし、ESXi on ESXiであれば、物理ホストのESXi上に仮想マシンのESXiを構築することになりますので、担当者レベルで自由にESXiをテストすることが出来るようになります。電源を切ったり、リブートするのも自由です。当然のことながら、物理ホスト上に構築するESXiよりはパフォーマンスは劣りますが、最近のCPUであればそこそこのパフォーマンスで動作します。また、つい先日、ESXi用のVMware Toolsもリリースされましたので、vCenterからもWindowsやLinuxの仮想マシンと同様のオペレーションを行うことが可能です。

今回の構成

 今回は、テスト用のESXi on ESXiを構築しますが、ほぼ自由にオペレーションが出来ることを目指したいと思いますので以下の3つの仮想マシンも合わせて作成していきたいと思います。なお、詳細な構築方法は今回も含め3回に分けて解説していく予定です。

  • ESXi仮想マシン
  • NAS仮想マシン
  • NATルータ仮想マシン

fig01

物理ホストのESXiの設定

 物理ホストのESXiはすでにインストール済みの前提で記載させていただきます。まだ、インストールされていない方は、この連載の第7回をご覧ください。

1.SHELLとSSHの設定

 コンソールからSHELLとSSHを有効にします。
 オペレーションは以下の通り

 [<F2> Customize System/View Logs]->[ログイン]->[Troubleshooting Options]->[Enable ESXi Shell]を選択します。[Enable ESXi Shell]が[Disable ESXi Shell]に変わります。
 続けて、同じ画面で
 [Enable SSH]を選択します。[Enable SSH]が[Disable SSH]に変わります。
 最初の画面に戻るには、[ESC]を2回押してください。

2./etc/vmware/configの設定

 TeratermなどでESXiにログインします。Teratermを使い場合は、チャレンジレスポンス認証でログインしてください。ログインするユーザ名はroot、パスワードはESXiで設定したパスワードとなります。/etc/vmware/configファイルに以下の設定を追加します。以下の設定は、CPUの仮想化を仮想マシンでも実行出来るようにする設定となります。ESXiコンソールではviエディタも利用できます。設定はファイルの最後に追加してください。

vhv.enable = "TRUE"

 ちなみに、仮想マシンに対してもコピー&ペーストしたい場合は/etc/vmware/configに以下の設定を追加します。

vmx.fullpath = "/bin/vmx"
isolation.tools.copy.disable = "FALSE"
isolation.tools.paste.disable = "FALSE"

 以上で、物理ホストの設定は終了です。

仮想マシンESXiのインストール

1.仮想マシンの作成

 ESXi用の仮想マシンを作成します。仕様は以下の通りとします。

 CPU:2vCPU
 HDD:8GB
 メモリ:4G
 ネットワーク:E1000

 仮想マシンの種類はその他としてください。CD-ROMにはESXi用のISOイメージをマウントします。

2.仮想マシンプロパティの変更

 仮想マシン作成後に仮想マシンの種類をESX 5.xに設定できます。仮想マシンのプロパティを開いて、オプションのところで変更することが可能です。

fig02

3.ESXiのインストール

 通常にESXiをインストールしてください。IPアドレスやパスワードなどは適切にしてください。

4.VMware Tools for ESXiのインストール

 仮想マシンとしてインストールしたESXiにもVMware Toolsをインストールすることが出来ます。本稿の「SHELLとSSHの設定」と同様の設定を仮想マシン上のESXiの設定して、ログイン出来るようにします。ログイン後、コマンドラインで以下のオペレーションを実行するとVMware Toolsがインストールできます。

  1. esxcli system maintenanceMode set -e true
  2. esxcli network firewall ruleset set -e true -r httpClient
  3. esxcli software vib install -v http://download3.vmware.com/software/vmw-tools/esxi_tools_for_guests/esx-tools-for-esxi-9.7.0-0.0.00000.i386.vib -f
  4. esxcli system shutdown reboot -r "Installed VMware Tools"
まとめ

 以上でESXi on ESXiの設定が完了しました。物理マシンのリソースが許す限り同じ手順で、2、3台のESXi仮想マシンを作成することも可能です。みなさんも、自分専用のESXi環境を作成してみてはいかがでしょうか。

 


 

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