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第7回 Azureのリソース管理 (2) Azure Resource Manager その1: テンプレートからのデプロイ (大森彩子) 2016年2月

こんにちは。日本マイクロソフトの大森です。
インフラストラクチャーの構成をコード化することにより、作業の自動化や効率化、構成管理をも行う "Infrastructure as code" を実現するため、Microsoft Azure には Resource Manager (リソースマネージャー) と呼ばれる仕組みが用意されています。このリソースマネージャーをGUI化したものが、前回の手順で使用していたAzure プレビューポータル (http://portal.azure.com) です。今回はこのAzureプレビューポータルと、ITリソースの構成をコード化した "リソーステンプレート" を用いて、アプリケーション等に必要な環境を一度にデプロイする方法についてご紹介いたします。

Azureのリソーステンプレート

既存の環境を拡張したい、テスト環境を構築したいなど、同じインフラ構成からなる仮想環境を複数、また何度でも作成したい機会は数多くあるのではないでしょうか。また、過去に作成した環境やその変更について、履歴管理に苦労されているケースもあるでしょう。ITリソースをコード化することにより、コードのライフサイクル管理と同じ手法で、過去の履歴を含めてITリソースを参照、更新、再利用することが容易になります。
Azureリソースマネージャーでは、ITリソースを定義し、デプロイの際に指定するパラメーターを組み込んだ、JSON形式のリソーステンプレートを利用できます。Azure リソースマネージャーのスキーマはもちろんのこと、サンプルとなるテンプレートが GitHub上で公開されており、テンプレートをご自身のレポジトリへコピーしてカスタマイズ、管理することも容易です。ローカルから、またはGitHubなどから直接テンプレートを参照する形でAzureへデプロイすることが可能になっています。

Azure リソースマネージャーのスキーマ
https://github.com/Azure/azure-resource-manager-schemas
Azure クイックスタートテンプレート
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/templates/

以下では、このサンプルテンプレートを用いて、Azure上にVMと関連サービスをまとめてデプロイする方法についてご紹介します。

クイックスタートテンプレートを用いた Azure Virtual Machine の作成

1) 予め Azure プレビューポータル (https://portal.azure.com/) を開き、有効なAzureサブスクリプションを利用できるアカウントでサインインしておきます。その後、利用したいサンプルテンプレートを参照します。今回は "Deploy a simple Windows VM in West US" https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/templates/101-simple-windows-vm/ にアクセスします。GitHub でさらに詳しく► をクリックします。

fig01

2) GitHub上で構成されている、このテンプレートを構成するJSONファイルが表示されます。デプロイに必要なパラメーターは、デプロイ時に設定するものも含めて、azuredeploy.json に記載されています。

fig02

3) 1) の画面で Azureへのデプロイ、または 2) の画面で Deploy to Azure をクリックします。

fig03

いずれのリンクもhttps://portal.azure.com/#create/Microsoft.Template/uri/https%3A%2F%2Fraw.githubusercontent.com%
2FAzure%2Fazure-quickstart-templates%2Fmaster%2F101-simple-windows-vm%2Fazuredeploy.json
をキックしていることがわかります。
これは2) のazuredeploy.json (https://raw.githubusercontent.com/Azure/azure-quickstart-templates/master/101-simple-windows-vm/azuredeploy.json) を参照しています。

 

4) Azure プレビューポータルが開き、必要なパラメーターを入力してデプロイができる状態になります。テンプレートの編集 をクリックします。

fig04

5) 2)で参照可能な azuredeploy.json の内容が表示され、編集可能になります。今回はデフォルトのままデプロイを行います。[必要なパラメーターの編集] をクリックします。

fig05

6) VMを配置するストレージアカウント名(NEW STORAGE ACCOUNT NAME)、VMの管理者名(ADMIN USERNAME)とパスワード(ADMIN PASSWORD)、VMに設定するIPアドレス名(DNS NAME FOR PUBLICIP) を入力し、VMイメージ(WINDOWS SERVER VERSION)は、ドロップダウンメニューで表示されるWindows Server のバージョンから選択します。[OK]をクリックして確定します。

fig06

7) [新しいリソースグループの作成] で既存のリソースグループを選択、もしくは [または新規作成] をクリックして新規リソースグループを作成します。[リソースグループの場所] はテンプレートの設定により米国西部に設定されます。

fig07

8) Legal terms をクリックします。リソーステンプレートの使用条件を確認して、[作成] をクリックします。その後、カスタムデプロイ のブレードに表示されている [作成] をクリックすると、デプロイが開始します。

fig08

9) デプロイが完了すると、新規作成したリソースグループの詳細が表示されます。このリソースグループ内にVM、仮想ネットワーク、ストレージなどが作成されていることが確認できます。

fig09

次回は、Azureプレビューポータルを使わず、Azure PowerShell を用いて構成管理を行う方法について取り上げる予定です。

 


 

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