IT・技術研修ならCTC教育サービス

サイト内検索 企業情報 サイトマップ

研修コース検索

コラム

なるほど、Microsoft Azure

CTC 教育サービス

 [IT研修]注目キーワード   OpenStack  OpenFlow/SDN  情報セキュリティ  Python  システムトラブルシュート 

第8回 Azureのリソース管理 (2) Azure Resource Manager その2: Azure PowerShell からのデプロイ (大森彩子) 2016年2月

こんにちは。日本マイクロソフトの大森です。
インフラストラクチャーの構成をコード化し、ITリソースの作成や管理を自動化、効率化する方法について、前回までに Azure Resource Manager をご説明し、まずはサンプルテンプレートを用いてITリソースを自動作成する方法をご紹介いたしました。
Azureポータルから操作する以外にも、普段お使いのコマンドライン インターフェース / シェル からAzureに接続して、さまざまな操作を行うことができます。今回はAzure PowerShell からの管理、操作、デプロイ方法についての準備、手順をご案内し、前回と同様にテンプレートを用いてITリソースを作成する方法についてもご紹介します。

Azure PowerShell / Azure CLI のインストール

Windows 環境ではAzure PowerShell または Azure CLI (Cross-platform Command Line Tools)、Mac、Linux 環境では Azure CLI をインストールしていただくことで、Azure ポータルを使用せずにコマンドライン インターフェース / シェル (PowerShell, コマンドプロンプト, Bashなど) からAzureにアクセスや操作を行うことができます。

今回はWindows 環境でPoweShellを使用し、Azure上に環境を構築する手順をご紹介してまいります。Azure PowerShellは v1.0 が2015年11月にリリースとなり、それまでのバージョン (~v0.9 ) とはコマンドや動作が異なります。Web情報などご覧いただく際はバージョンにご注意ください。

Microsoft Azure Blog > Azure PowerShell 1.0
https://azure.microsoft.com/en-us/blog/azps-1-0/

Azure PowerShell からAzureへの接続、コマンドラインからのサービス作成

1) Azure PowerShellを起動し、まずはAzure PowerShellからAzureに接続し、サインインを行います。

# Azure PowerShell からのサインイン
Login-AzureRMAccount

2) こちらのコマンドでは、別途サインインのためのダイアログが立ち上がりますので、有効な Azure サブスクリプション の管理・編集権限のあるアカウントとパスワードでサインインを行います。

fig01

3) 利用できる Azure サブスクリプションを確認します。

# 利用できるサブスクリプションの確認
Get-AzureRMSubscription

fig02

4) 作業したいサブスクリプションをセットします。

# 使用するサブスクリプションをセット
Get-AzureRMSubscription -SubscriptionName "サブスクリプション名" | Select-AzureRMSubscription

5) セットしたサブスクリプションが表示されたら準備完了です。

fig03

6) Azure PowerShellの動作確認のため、ここで Azure App Service (Web Apps) を作成してみます。まずはリソースグループを作成します。

# 新規リソースグループの作成: ロケーションは東日本(japaneast)を指定します
New-AzureRMResourceGroup -Location "Japan East" -Name "リソースグループ名"

7) 作成したリソースグループ内に WebAppを作成します。

# 新規Web Appの作成: 上記で作成したリソースグループ内に作成します
New-AzureRMWebApp -ResourceGroupName "リソースグループ名" -Location "Japan East" -Name WebApp名

fig04

8) WebAppの設定詳細が表示されたら、デプロイ(作成と起動)は完了です。

fig05

9) Azure ポータル (https://portal.azure.com/) にアクセスして、1) のアカウントでサインインし、3) のサブスクリプションを参照します。4) で作成したWeb App が表示されることを確認してください。

fig06

10) 今回デプロイした Web App は、デフォルトで無料版として作成されていますが、検証が終了したら削除を行います。4) で作成したリソースグループごと削除を行うことができます。

# リソースグループの削除
Remove-AzureRMResourceGroup -Name "リソースグループ名"

11) リソースグループを削除してよいか、確認メッセージが表示されますので、Y(はい) を選択して実行します。

fig07

12) リソースグループを一覧表示して、削除したリソースグループが一覧に表示されないことを確認します。

# リソースグループの一覧表示
Get-AzureRMResourceGroup
Azure PowerShell からクイックスタートテンプレートを利用したAzure Virtual Machine の作成

今回はこちらのサンプルテンプレートを使用して、PowerShellから1つのVMをデプロイします。まず、リソースグループを作成し、その中にVMを配置します。

Deploy a simple Windows VM in West US *
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/templates/101-vm-simple-windows/
* "in West US" となっていますが、実際は指定するリソースグループ (今回は東日本) に作成されます。

13) VMを配置するための リソースグループ を新規に作成します。

# 新規リソースグループの作成
New-AzureRMResourceGroup -Location "Japan East" -Name "リソースグループ名"

リソースグループの設定詳細が表示されたら、準備完了です。

fig08

14) 下記のコマンドを実行して、1) で作成したリソースグループ内に Windows Server のVM を作成します。

# リソーステンプレートの実行
New-AzureRMResourceGroupDeployment -ResourceGroupName "リソースグループ名" -TemplateURI "https://raw.githubusercontent.com/azure/azure-quickstart-t"

15) VM の作成に必要な情報を入力します。(adminUsername: VM 管理者名、adminPassword: 管理者パスワード、dnsLabelPrefix: DNS名称)

fig09

16) 詳細情報が表示されたら、VM作成は完了です。

fig10

17) 必要に応じてAzure ポータル (https://portal.azure.com/) にアクセスして、14)~15) で作成したVM が表示されることを確認してください。

18) 検証が終了したら削除を行います。Remove-AzureRMResourceGroupコマンドで12) で作成したリソースグループごと削除します。

# リソースグループの削除
Remove-AzureRMResourceGroup -Name "リソースグループ名"

19) リソースグループを一覧表示して、削除したリソースグループが一覧に表示されないことを確認します。

# リソースグループの一覧表示
Get-AzureRMResourceGroup

20) Azure PowerShell を終了する際は、"Exit" で閉じます。

ご紹介した他にも、様々なテンプレートが用意されています。また、テンプレートはご自身のローカル環境など、参照できる場所に保管、実行できますので、用途に応じてご自身のテンプレートを作成してご活用ください。

Azure クイック スタート テンプレート
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/templates/

今回利用したAzure PowerShellのコマンドは、Azure Resource Manager Cmdlets に含まれています。サブスクリプションやリソースマネージャーの操作、各サービスの管理、操作など様々なコマンドが用意されていますので、詳しくはこちらのリファレンスをご覧ください。

MSDN > Azure Resource Manager Cmdlets
https://msdn.microsoft.com/en-us/library/dn757692.aspx

 


 

 [IT研修]注目キーワード   OpenStack  OpenFlow/SDN  情報セキュリティ  Python  システムトラブルシュート