CTC 教育サービス
[IT研修]注目キーワード Python UiPath(RPA) 最新技術動向 Microsoft Azure Docker Kubernetes
こんにちは。野田貴子です。UiPath社関連のコラムを意訳してご紹介します。興味がある方はご覧ください。
このコラムを掲載いただいているCTC教育サービスではUiPath研修を行っています。興味がある方は以下のページもご覧ください。 https://www.school.ctc-g.co.jp/rpa/
もう何年も、私は世界中のオフィスの机の上で、あるものを見てきました。みなさんも持っているかもしれません。それは、小さなおもちゃの水飲み鳥です。この細長いおもちゃの鳥は、揺れながら頭を下げて水を一口飲み、立ち上がり、前後に揺れ、その後、また頭を下げてもう一口水を飲みます。
適切にセットしておけば、同じ作業を何度も何度も繰り返してくれます。
毎日、ずっと。
このおもちゃはいつも私を笑顔にしてくれました。ある日、オフィスの人々がみな全く同じことをしていることに気づくまでは。彼らは、何度も何度も同じ作業を繰り返していることに行き詰まっていたのです。
毎日、ずっと。
その後、私はこのおもちゃをそんなにかわいいと思えなくなりました。ビジネスにおいて、私たちが自分たちや同僚たちに求めるものは同じです。それは、新しいことに挑戦する自由、創造的であること、協力すること、革新すること、そして可能性を超えた何かを達成することです。繰り返しのループから抜け出せない気分を味わ合うことではありません。
そこでUiPathが初めてテレビCMを制作することになったとき、この鳥が頭に浮かんだのです。私たちが作成したストーリーは、ほかの技術系の会社にありがちなものとは違います。私たちは、昔ながらのガラス張りのオフィスの見た目や、製品の品質に関するトーキングポイント、あるいはスピードやフィードの技術的なストーリーは求めていませんでした。私たちのメッセージは単なる製品紹介に留まっていません。技術のための技術ではなく、私たちの中にある可能性を解き放つと何が起こるかということを伝えたいと考えました。
私たちは「生産性パラドックス2.0」と呼ばれる時代を生きていますので、これは重要でタイムリーなメッセージだと思います。生産性パラドックスとは、1970年代からずっと技術が進歩してきたにもかかわらず、過去10年ほど人間の生産性は18世紀後半以降で最悪の状態にあるという考えです。
企業はビジネスを効率化するために技術への巨額の投資を行ってきましたが、従業員はこれまで以上に労働時間が長くなり、さらなるストレスを感じています。デジタルトランスフォーメーションは、その善意とは裏腹に、複雑さを取り除くどころか複雑さを増しているのです。
しかし、なぜでしょうか? 農具から印刷機に至るまで、今も昔も人々は生活をシンプルにするための道具を発明し続けてきました。では、何が変わったのでしょうか? テクノロジーが、私たちが追いつくことができないほどのスピードで進歩するようになったのです。私たちは今まで以上に多くの道具が手に入るようになりましたが、それらの道具を同時に効率的に使うことができなくなりました。
今日の企業のソフトウェアについて考えてみると、何百ものプラットフォームが同時に稼働し、私たちの生活を楽にしようとしています。しかし、それらを同時に動作させる唯一の方法は、複雑で洗練されたシステムを統合するか、あるいは人間がそれら全てに及ぶ何千もの小さなタスクを実行し続けるかのどちらかです。
毎日、ずっと。
これは従業員の時間を全く効率的に活用していません。従業員自身もそれを感じています。従業員は酷使されすぎてループにはまってしまうと、生産性が感じられず、不満が募り、モチベーションが低下してしまいます。これでは次々に従業員の生産性を低下させる悪循環になります。
人は大きな課題に取り組む際に、ベストを尽くすための権限を与えられているときに、非常に多くの力を発揮します。人の心は、たくさんの小さなタスクではなく、一つの大きなタスクに集中しているときに最もパワフルになります。私たちは複数の技術を同時に管理するようにはできていません。誰がなんと言おうとも、マルチタスクを完璧にできる人はいないのです。例えばこの記事を読みながらメールを書いて、どこまでできるか試してみてください。
真の意味のある成果は、人々が日常的な注意散漫から解放されて初めて可能になります。単調な仕事がなくなれば、人々はより高レベルな問題に集中することができ、そこにイノベーションの源泉が発生するのです。
そこで私たちは、従業員のありふれた作業を請け負うソフトウェアロボットを設計しました。なぜなら、これで人間がより高レベルな仕事をできるようになるはずだからです。人間が行う単純な作業を模倣することで、私たちのロボットはお客様のためにあらゆるプラットフォームで楽に作業を行うことができます。通常、私たちは小さなプロジェクトから始めます。お客様は自動化に警戒心を持っていることもありますが、実際にロボットが動いているのを見ると、すべてが変わります。従業員はテクノロジーによって自分の負荷が軽減されたことを実感し、本来の仕事に集中できる時間や、コラボレーションの時間、イノベーションを起こす時間が増えたときに、大きな喜びを感じることでしょう。
お客様の声に耳を傾けることが私たちのコアバリューであり、このテクノロジーをお客様の組織に浸透させる過程で、私たちも成長することができます。しかし、それよりもはるかに重要なのは、お客様の生活がより良くなっているという声が私たちに届いていることです。技術者や管理職だけではなく、全社員がより多くのことを達成し、仕事に真の満足感を得るための時間があると感じ始めています。
以上が今日私がお伝えしたかったことですが、もうひとつ、新しいCMをご紹介したいと思います。このCMでは、我々のパートナーであるOgilvy社が、私たちの実体をシンプルに表現してくれています。このCMは現在あらゆる組織の人々に公開されています。このコマーシャルを始めるにあたり、私は楽観的な気持ちでいっぱいになりました。今までのお客様との会話で、UiPathが最終的にお役に立てることを知っているからです。この小鳥のおもちゃの助けを借りて、この楽観的な気持ちをより多くの人に広められることを誇りに思っています。
デジタルトランスフォーメーションがいよいよ本格化しようとしています。
<お知らせ> 2018年、CTC教育サービスは、UiPathに習熟し質の高いトレーニングを提供できる企業としてUiPath社のパートナープログラム「トレーニング・アソシエイト」契約を締結しました。 初学者でもUiPathを活用した業務自動化技術の習得、RPA導入の落とし穴に陥らないための解決策を学ぶのに最適です。
UniPathトレーニングについては以下をご覧ください。 http://www.school.ctc-g.co.jp/rpa/
※コラムの引用元 https://www.uipath.com/blog/what-simple-office-toy-taught-me-about-humans
※本コラムはUniPath社が公式に発表しているものでなく、翻訳者が独自に意訳しているものです。
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