CTC 教育サービス
[IT研修]注目キーワード Python UiPath(RPA) 最新技術動向 Microsoft Azure Docker Kubernetes
こんにちは。野田貴子です。UiPath社関連のコラムを意訳してご紹介します。興味がある方はご覧ください。
このコラムを掲載いただいているCTC教育サービスではUiPath研修を行っています。興味がある方は以下のページもご覧ください。
https://www.school.ctc-g.co.jp/rpa/
「インテリジェントオートメーション(IA)は、人間の最も基本的な価値観に、社会を再集中させる機会であることを表しています。」
嬉しいことに、私は先月のReboot Work FestivalでUiPathに参加し、私の研究、自著、そしてインテリジェントオートメーションの未来について話すことができました。
私のプレゼンテーションでは、IAがどのように機能するのか、IAがどのような酷い仕事から私たちを解放してくれるのか、そして企業がどのようにしてトランスフォーメーションを成功させることができるのかに触れました。この記事ではそれらの洞察をまとめますので、みなさんは、この先の自動化のスケールアップに必要な知識とツールを手にして2021年をスタートできることでしょう🚀
最もシンプルに言えば、IAはコンピュータ上のエンドツーエンドのプロセスを自動化することを目的としており、人工知能(AI)、ロボットによる業務自動化(RPA)、ワークフローやクラウドプラットフォームの交差点に座しています。これを「ハイパーオートメーション」や「コグニティブオートメーション」と表現する人もいますが、私はどちらも同義語であると考えています。
IAのように強力で革命的なツールを使うと、人間の仕事のうちどのくらいを自動化することができるのかと疑問に思うでしょう。答えは「必要十分な量」、ただそれだけです。
結局のところ、IAは人間と組織とプロセスの橋渡しをするために人間と一緒に働きます。それは人のために、人によって作られたものであり、未来の新しい働き方の真ん中にいる人間を中心にしています。未来の働き方とは、自分に楽しみをもたらす仕事に集中できるように、骨の折れる仕事からは解放される働き方です。
私は新世代IAの骨格を4つに分解してみました。
このIAの4つの部分を組み合わせることで、私たちは心を揺さぶるようなグローバルなインパクトを作ることができます。それがどのようなものかを、以下に述べます。
自分自身に正直になりましょう。誰も彼も、ペーパーワークの仕事(あるいはその他の手間や時間のかかる一連の仕事)を楽しんではいません。現にGallup社の報告書によると、世界の従業員の85%は仕事に満足していないという結果が出ており、これは7兆ドルもの生産性を失っていることを意味しています。
これにはIAが役立ちます。
私がReboot Work Festivalのセッションでお話ししたように、IAによって、時間を浪費する面倒な作業から従業員を解放し、よりエキサイティングな活動に集中させることで、最終的には従業員の能力を向上させることが可能になります。そうすることで、IAはありふれた労働者を、組織のデータからたった数秒で洞察を得ることができるような超人に変えてしまえるのです。
私のセッションでは、現在の人間の仕事と進歩を妨げている、ありがちな4つの残念な問題(そして、IAがどのようにそれらを解決できるかについて)を紹介しました。
これら4つの問題は、一見すると、単なる不幸な出来事の一覧に見えるかもしれません。しかし、これらの共通事項は、すべてIAで軽減することができる問題であるということです。
手作業による管理業務はエラーが発生しやすく、時間がかかります。この作業がバックオフィスで行われていても、リアルタイムで顧客と接しながら行われていても、結果は同じです。遅くてむらのあるサービスは顧客を苛立たせ、従業員の仕事の難易度を上げます。それだけではありません。そこには顧客コストがかかります。現実には、不満を抱えた顧客のなんと96%はわざわざネガティブなフィードバックを行わず、91%は何も言わずに去っていくのです。
私の調査によると、IAには顧客満足度を50%以上向上させる可能性があり、コンタクトセンターの業務負荷も50%以上削減できる可能性を秘めています。
医療現場では、医療機関の83%が医師の極度の疲労が大きな問題だと回答していますが、これはパンデミック以前の話なのです。この極度の疲労の大きな原因は、労力がかかる仕事でしたが、どれもIAで自動化できる種類の仕事でした。私の研究では、IAが行われた場合、医師が救命業務に集中できるようになるだけでなく、病気の診断を補助することで、年間1,000万人以上の命を救うことができることがわかりました。
最後に、私は気候変動や飢餓のような高位な問題にIAがどのように役立つかをプレビューしました。大きなミッションから私たちの気をそらしている退屈な作業を自動化することで、人間の創意工夫の力を、世界を救うためのリスクの高い意思決定にシフトさせることができます。この自動化がなければ、私たちは一日中仕事に忙殺されすぎてしまい、一歩引いて、自分たちよりも大きな問題に貢献することができないのです。
例えば、最も時間のかかる仕事を自動化することで、1週間の仕事量の30%を削減できるとしましょう。これで、あなたの時間の30%を家族や地域社会、そして地球に割り当てることができるようになります。
IAのおかげで世界がより人間的なものになるのです。
単に処理すべき書類の数を減らすためにIAを使用しているのか、それとも超人的な労働者から成るグルーバル世代に力を与えるためにIAを使用しているのか、いずれにしても、私の希望は、IAが人間の働き方に革命を起こすことが明らになることです。
2020年には、2019年よりも50%多い企業がIAの導入を開始し、73%の経営者が組織の自動化への道を歩み始めたと報告しています。
しかし、IAを検討している企業の数が大幅に増加したにもかかわらず、10以上の自動化を成功させた企業はわずか15%にとどまりました。
なぜでしょうか?
それは、モチベーションの高い組織であっても、自動化の根拠の欠如、サイロ化されたチームとテクノロジー、そして断片化されたプロセスのために、IAをスケールアップすることに苦労しているからです。Deloitte社は最近の調査結果にて、プロセスの断片化、ITへの準備不足、変化への抵抗、そして明確なビジョンの欠如などが、スケールアップの最大の障壁になっていることを示しています。
これらのハードルに対抗するために、IAをスケールアップしようとしているリーダーのみなさんには、以下の5点に焦点を当てることをお勧めします。
これらの5つのイニシアチブに自動化のリーダーたちが焦点を当てれば、IAをシームレスに拡張して、顧客により良いサービスを提供し、従業員がより楽しい仕事をすることができるようになります。
世界的なリモートワークへのシフトや、これまで以上に業務効率化が求められていることから、私たちは自動化の新時代に突入しています。IAは、みなさんの会社が「働き方の歴史」に足跡を残すためのチケットになるのです。
Reboot Work Festivalのセッションを見逃してしまった方は、こちらでセッションの録画を見ることができます。アクセス登録をしてバーチャルな「フェスティバル会場」に入ると、Big Tentで私のセッションの録画を見ることができます。
編集者注:このブログ記事で表現されている見解は著者に帰属し、必ずしもUiPathを代表するものではありません。
※コラムの引用元 https://www.uipath.com/blog/what-you-need-to-know-about-intelligent-automation
※本コラムはUniPath社が公式に発表しているものでなく、翻訳者が独自に意訳しているものです。
[IT研修]注目キーワード Python UiPath(RPA) 最新技術動向 Microsoft Azure Docker Kubernetes