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第10回 UiPath Liveの『The Fully Automated Enterprise』にて得られた4つのキーポイント (野田貴子) 2021年5月

こんにちは。野田貴子です。UiPath社関連のコラムを意訳してご紹介します。興味がある方はご覧ください。

このコラムを掲載いただいているCTC教育サービスではUiPath研修を行っています。興味がある方は以下のページもご覧ください。 https://www.school.ctc-g.co.jp/rpa/


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私たちが成長できるのは、カスタマーのみなさまのおかげです。

私たちは、多くのカスタマーの方々と自動化プログラムの進捗について話をし、自動化が何を意味し、何になりうるのかについて多くのことを学びました。これらの学びは、The Fully Automated Enterprise™に集約されています。これは、人間とソフトウェアロボットの完璧なバランスを見つける作業におけるカスタマーの学びをまとめた、モデルとなっています。

先日行われたブロードキャストのイベントであるUiPath Live: UiPath Live: The Fully Automated Enterprise™では、完全に自動化された企業が実際にどのようなものであるか、また、他の企業がその成功をどのように模倣できるかについて、改めてカスタマーに尋ねました。私たちのゲストは、自動化の変革の可能性(一部の企業が実現している可能性と、まだ利用されていない可能性の両方)について語ってくれました。

UiPath Liveに参加できなかった方もご安心ください。この記事では、このイベントで得られた4つのエキサイティングなキーポイントをみなさんにご紹介します。

1. タスクを自動化し、人間の経験知を高めよ

UiPath Liveの中で、Ravin Jesuthasan(未来学者、作家、そして、Mercerのシニアパートナー兼トランスフォーメーションサービスのグローバルリーダーの肩書を持つ)は、「AIやロボットによる業務自動化(RPA)や自動化が仕事に与える影響について、このような二元的な語り口に本当に不満を感じていました」と語りました。

Jesuthasanが言うには、ディストピアであるともユートピアであるとも語られる中で、「現実はおそらくはるかに微妙なものになるでしょう」。このようなフラストレーションから、Jesuthasanは共著者であるJohn Boudreau氏(南カリフォルニア大学の上級研究員兼名誉教授)とともに『Reinventing Jobs: A 4-Step Approach for Applying Automation to Work』を執筆しました。

彼らは、自動化が実際にどのように企業に入り込むのかを解明しようとしました。

Jesuthasanは、我々は第4次産業革命に向かっており、その中心的な効果の1つは自動化の民主化であると述べました。そのためには、「どのようにデジタル化し、どのように自動化するかを理解することが必要です」とJesuthasanは警告しています。

ジョブ全体を自動化するという方法もありますが、Jesuthasanによればその方法は非現実的で、望ましくないということです。Jesuthasanは、「職務やトップレベルのワークフローの枠を超えることが本当に重要です」と主張しました。「それらを構成しているタスクに入り込むのです」。

構成要素となるタスクと自動化の相性を理解することが重要です。そのタスクは繰り返されるものなのか、それとも変化していくものなのか? そのタスクは独立して実行されるのか、それとも対話的に実行されるのか? タスクを十分に評価して初めて、自動化の潜在的な役割を理解することができるのです。

自動化の相性と、与えられたタスクで達成したい特定のアウトプットを理解すれば、さまざまなタイプの自動化(ロボットによる業務自動化や人工知能など)が、人間の仕事を代替、補強、あるいは創造する方法が明確に分かるようになります。

「自動化は本当に仕事の一部を変革することができ、人間の経験知を高めることができるのです」 と、Jesuthasanは述べています。

2. リーダーは、自動化を実践する機会を従業員に与えている

すべての企業のリーダーの頭の中にはチェンジマネジメントがあります。自動化やAIは、ビジネスリーダーにとってはエキサイティングなものですが、従業員にとっては不安なものです。多くのSF映画で流布されてきた「自動化で仕事がなくなる」という神話は、一朝一夕では消えません。

従業員の確かなエンゲージメントを得るためのキーポイントは、Diego Lomanto(UiPathのプロダクトマーケティングのVP(バイスプレジデント))によれば、従業員に自動化を実際に体験してもらうことです。この実践の時間を設けることのメリットは数多くありますが、その中でも、エンゲージメントがイノベーションにつながることを示す2つの代表的なメリットがあります。

親しみ

「Attended(クライアントで実行を指示する)自動化」では従業員は、例えば、作業手順の確認や、作業の開始を行うことになります。従業員がUiPath Assistantのようなものを使って自動化を利用することで、自動化に対する理解が深まります。

「自動化について従業員に説明する際に、自動化を導入してあなた方の仕事の一部を自動化しますと伝えるだけでは、従業員は恐怖を感じることでしょう」とLomantoは警告しています。従業員は、自動化によって自分の仕事が脅かされていないことが分かれば親しみを覚えますし、嫌な仕事をソフトウェアロボットが処理してくれることが分かれば興奮するものです。

エンゲージメント

従業員は自動化に慣れてくると、自動化の可能性にも気付き始めます。

自動化が実際に行われているのを見た従業員は、センター・オブ・エクセレンス(CoE)に自動化のアイデアを提出するようになるため、CoEはそれを承認、実装し、企業内で再分配することができます。

Lomantoは、ある最高情報責任者(CIO)との会話を紹介しました。そのCIOによると、彼の会社の従業員は当初は怖がっていたものの、「最初の自動化を導入した週の終わりには、自分の受信箱に47件の新しいアイデアの提案が届いていました」といいます。最終的には、従業員の中にはシチズンデベロッパー(市民開発者)となり、自らソフトウェアロボットを作り始める者も出てくることでしょう。

自動化の先進企業が自動化のアイデアを生み出す方法を説明する「自動化フライホイール」は、トップダウンのCoEから始まる傾向があります。しかし、このフライホイールはボトムアップのビジネスユーザーの取り組みによって回転します。

この流れは、CoE主導の自動化から従業員主導の自動化へと勢いを増していくサイクルで表現するのが最適です。

CoEが支配する、自動化のフライホイール

最終的には、企業のCoEと従業員の間のフィードバックループが非常に強力になり、ブレイクスルーの瞬間を迎えることになります。

これらの指摘は、UiPath Liveの参加者の共感を呼び、その中の一人は、自動化鍵は従業員が「ロボットがどのように我々の仕事を進め、影響を与えることができるかを考えること」であるとの知見をツイートしていました。

https://twitter.com/knakao/status/1374748994606309384

3. 企業は、従業員の将来のキャリアを保証するために、自動化に関するスキルアップを図ることができる

UiPathの調査によると、オフィスワーカーの約半数が、5年後には自分のスキルが古くなってしまい仕事がなくなるのではないかと懸念しています。しかし、この結果は彼らの好奇心や意欲が欠如しているせいではありません。86%の人は雇用主に新しいスキルを身につける機会を提供してほしいと考え、83%の人は従業員に既存のスキルを高める機会を得てほしいと考えているのです。

残念ながら、Kevin Kroen(PwCのインテリジェント・オートメーション・リーダー・パートナー)がUiPath Liveで発表したように、スキルアップに対する信頼性は高くありません。Kroenは、PwCの調査を引用し、74%のCEOが 「重要なスキルが十分にあるか懸念を抱いている」と報告しました。このデータを一部受けて、PwCは他の企業が追随すべき次のようなコミットメントを行いました。Kroenいわく、「もし積極的に学びたい方がいれば、私たちはトレーニングを用意するつもりです」と。

このコミットメントは、PwCがデジタルトランスフォーメーションの課題を考え抜く中で生まれたものです。PwCはSalesforceやWorkdayなどのプラットフォームに投資して中央のシステムをデジタル化することはできても、クライアントサービスの仕事は課題として残っていました。

クライアントサービスは、これまで「人の力」を提供していましたが、「人と技術」を提供することにシフトしなければなりませんでした。PwCは、より少ないリソースでより多くの価値を提供できるように、仕事の提供方法を改革しなければなりませんでした。その鍵は?自動化です。課題は?トップダウンのアプローチではうまくいかないことです。

Kroenは「トップダウンでやろうとしたら100年経ってしまうということを私たちはあらかじめ知っていました」と述べています。これは、PwCが顧客に対してより良い価値とより良いインサイトをデジタル化された方法で低コストで提供できるように、従業員をスキルアップさせることを目的としたYour Tomorrowプログラムにつながりました。

PwCでは5万5千人の従業員を対象に、2つの形のスキルアップに注力しました。

  1. RPAをはじめとするデジタル全般に関する基礎知識の向上。Kroenによると、彼らは「どういうときにテクノロジーが問題解決に役立つのかを知る能力」を従業員に与えたいと考えました。
  2. 新しいツールを使った実践的な経験の提供。PwCでは、UiPath Platformをそのまま従業員に提供するとともに、それを使用するための適切なトレーニングを実施しました。

PwCはスキルアップを通じて、Kroenの言葉を借りれば、「長期的なキャリアのあり方について、人々の考えを変える」ことができました。PwCは、従業員が今後もPwCに留まるかどうかにかかわらず、将来的に活躍できるスキルを身につけさせたいと考えていました。

「私たちは従業員らをこの取り組みに巻き込む必要があり、そのためにはスキルアップに注力するしかありませんでした。」
--Kevin Kroen(PwCのインテリジェント・オートメーション・リーダー・パートナー)

その結果は、まさに変革と呼ぶにふさわしいものでした。従業員が新しいタスクの自動化を提案、構築できるようになっただけでなく、トップダウンのリーダーがボトムアップのインサイトを活用して、真の問題に対処するための複雑で認知的な自動化を構築することができたのです。自動化のフライホイールを回すためには、スキルアップが不可欠だったのです。

UiPathではPwCのスキルアップに関するビジョンを共有しています。UiPathアカデミーでは、自動化について学び、日々の仕事で自動化を活用するための様々な無料コースを提供しています(開発者でなくても大丈夫です)。また、従業員のスキルアップに役立つRPAトレーニングの設計に関するアカデミーコースもあります。

4. AIを活用してより多くの自動化のチャンスを見つけよ

UiPath Liveのイベントでは、Bhavana Mathur(UiPathのプロダクトマネジメントのバイスプレジデント)が、企業が行うプロセスは「膨大に増殖」していると強調しました。その膨大な数の中で、人々がどのようにそのプロセスを実行するかは計り知れないほど多様です。そして、その多様性の中には、不完全なプロセスやパフォーマンスも多く存在します。

プロセスマイニングとタスクマイニングに入りましょう。

Mathurは2つの短いデモを使い、プロセスマイニングとタスクマイニングを組み合わせることで、企業が他の方法では見つけられなかった自動化のチャンスをどのように見つけることができたのかを示しました。

「私たちにとってのAI(人工知能)とは、ロボットが一番役に立つのはどこであるのかをカスタマーが発見できるように手助けすることと、人が行うべき作業を定義することです」とMathurは述べています。

プロセスマイニングは、エンドツーエンドのプロセスを可視化し、ボトルネックを特定するのに役立ちます。さらに、タスクマイニングを使用してボトルネックがワークフローのどこで発生しているかを特定することができます。そして、UiPath Automation Hubでは、プロセスの改善を追跡し、優先順位をつけ、自動化のパイプラインを管理することができます。

PD Singh(UiPathのAI製品の責任者)が「フルサービス・オートメーション」と呼んだものにとっては、AIが鍵となります。AIを使えば、自動化はますます複雑なユースケースに対応できます。ロボットによる業務自動化(RPA)は単純なルールベースのプロセスに最適ですが、AIを使えばインプットとアウトプットが不明確なプロセスを自動化することもできます。

関連記事:AIとRPAについて:その違い、盛り上がり、同時利用のタイミング

Singhは、在庫予測と大量採用の2つの例を挙げました。どちらも変動性が高く、その変動性のためにAIが自動化の前提となっています。AIがあれば、自動化はより幅広い業界で利用できるようになります。

Singhは「ヘルスケア、小売、金融サービスのお客様が、ヘルスケアでは再入院の予測から患者の売上げ管理まで、小売では在庫管理から価格の最適化まで、金融サービスでは不正検知からKYC(Know Your Customer=本人確認)まで、あらゆることを行っているのを見てきました」と述べています。

AIを使えば、垂直産業や水平産業のユースケースに渡って自動化を適用することができるとSinghは述べています。AIは、他の方法では実現できないユースケースを可能にすると同時に、すでに実装されているものを完璧にすることもできます。

Mathurは「私たちのカスタマーは、様々な役割の者が様々なプロセスを実行しています」が、UiPath Platformを使えば、「理想的な自動化プロセスを定義して実装する」ことができると述べています。

完全に自動化された企業があなたの未来です

私たちが「完全に自動化された企業」について書いたり発表したりするとき、私たちはマーケターが夢見るようなファンタジーを提示しているのではありません。先日のUiPath Liveの放送では、私たちのカスタマーが目標に向けて進行中の作業について紹介する機会がありました。完全に自動化された企業はすでに存在しています。そして、みなさんの会社でもこれらの事例から学び、革新的な技術を取り入れるチャンスがあるのです。

このイベントに参加できなかった方、あるいは完全に自動化された企業になるための専門家のインサイトを見逃してしまった方は、UiPath Liveの録画『UiPath Live: The Fully Automated Enterprise™』をご覧いただけます。

UiPath Live: The Fully Automated Enterprise™

編集者注:このブログ記事で表現されている見解は著者に帰属し、必ずしもUiPathを代表するものではありません。

※コラムの引用元  https://www.uipath.com/blog/uipath-live-key-takeaways

※本コラムはUniPath社が公式に発表しているものでなく、翻訳者が独自に意訳しているものです。

 


 

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