IT・技術研修ならCTC教育サービス

コース内容

コース概要

パンデミック以降、場所を問わず働けるモバイルワークが浸透しています。その結果、社員や職員が会社支給の PC だけでなく個人所有のデバイスも併用し、いつでもどこからでも業務を行うスタイルが一般化しました。柔軟性の高いワークスタイルは利便性をもたらす一方、安全性の低いネットワークへの接続によって OS 等の脆弱性を狙った攻撃を受けるリスクや、デバイスの紛失・盗難など重大なセキュリティ インシデントが発生する可能性も高まります。そのため組織には業務で使用するデバイスを適切に管理することが求められています。

本コースでは、IT 担当者を対象に、安全なモバイルワークを実現するための第一歩として、Microsoft 365 を活用したデバイスの管理・運用手法について解説します。Microsoft Entra ID や Microsoft Intune を用いて、OS のバージョン管理、利用可能なアプリの許可、接続可能なネットワークの制限、デバイスの紛失・盗難時や退職者のデバイスの適切な管理方法など、モバイル デバイスを安全に利用するための具体的な方法を紹介します。また、本コースでは iPhone を使用した実習を行い、モバイル デバイスの管理方法について実際の挙動を確認しながら、さまざまな機能を理解していただけます。

学習目標

・ Microsoft 365 を活用したデバイスの管理 / 運用に関する知識を習得する
・ モバイル デバイスを安全に利用するための具体的な方法を理解する

対象者

・ Microsoft 365 の全体管理者として運用管理を行う IT 部門の方

前提知識

・ Microsoft 365 の機能概要をご存知の方が望ましい

スクール環境

・Microsoft 365

内容

●Microsoft 365 デバイス管理 概要
　・ デバイス管理の必要性
　・ Microsoft Entra ID と Microsoft Intune のデバイス管理
●デバイスの登録と基本操作
　Microsoft 365 のデバイス管理の基本となる、デバイス登録や制御の設定方法を解説します。
　・ Microsoft 365 のデバイス管理の仕組み
　・ 組織のデバイス (PC やモバイル) の登録
　・ 構成プロファイルでのデバイス設定
　・ 管理デバイスのセキュリティ状態の確認
●アプリの配布とデータの保護
　iPhone 実機を利用し、アプリを配布する方法や組織データが保存されているアプリのデータ保護方法を解説します。
　・ 管理デバイスへのアプリ自動配布
　・ アプリの組織データを保護
●デバイスの運用管理
　管理デバイスを効率よく管理するために知っておきたい運用方法や機能を解説します。
　・ グループを利用したデバイス管理
　・ フィルター機能の活用
　・ デバイスの紛失や退職者デバイスの対応
　・ 個人デバイスと組織デバイスの管理
　・ ローカル管理者の制御
●防御強化による情報保護
　セキュアな環境で Microsoft 365 を利用するための機能や設定を解説します。
　・ Microsoft 365 へのアクセス制御
　・ 推奨されるセキュリティ設定
　・ 更新プログラムの制御

※ コース内容およびテキストは開催ごとに製品の Update に合わせて更新しています。予告なしに変更される可能性があることをご了承ください。

備考

※本コースは研修センター開催コースです。
　オリジナルテキスト (当日会場で配布) を教材として利用します。