本コースは、2026年4月以降に開催される価格改定後のコースです。2026年3月までに開催される改定前のコースは以下をご確認ください。
【LI33】Linuxネットワーク管理
価格改定の詳細については、以下のお知らせをご確認ください。
【お知らせ】CTCT主催コース 価格改定のお知らせ(2026年4月1日開催分より適用)

〜Linuxのネットワーク管理のHow to〜
| コースコード | LI73 | 期間 | 2日間 | 時間 | 09:30~18:00 | 価格 | \99,000(税込) | 主催 | CTCT |
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| コースコード | LI73 | 期間 | 2日間 | 時間 | 09:30~18:00 |
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| 価格 | \99,000(税込) | 主催 | CTCT | ||
| コースコード | LI73 | ||
|---|---|---|---|
| 期間 | 2日間 | ||
| 時間 | 09:30~18:00 | ||
| 価格 | \99,000(税込) | ||
| 主催 | CTCT | ||
本コースでは、LinuxシステムをTCP/IPネットワークに接続し通信を行うための設定技術と、クライアントサーバモデルに基づくサービス管理の基礎を体系的に学習します。
単なる設定手順の習得に留まらず、ネットワーク技術の基本的な理解と、Linuxにおける運用管理方法を併せて身につけることが目的です。
ネットワークやサーバの設定は手順書で対応できる部分もありますが、要件判断やトラブル発生時の原因切り分けなど、仕組みの理解が不可欠となる場面も多く存在します。
こうした課題に対応するため、本コースでは、現在行っている操作がTCP/IPのどの層に関係しているかを理解し、通信プロトコルの役割を深く把握することが重要となります。
さらに、サーバの基本機能とクライアントの関係を理解し、ネットワークのトラブルシューティングやサービス管理に必要なコマンド群を適切に使いこなすスキルも養成します。
具体的には、LinuxにおけるIPアドレスの設定やルーティングの構成といった基本的なネットワーク設定の方法に加え、簡易的なトラブルシューティングについても、実際にLinuxマシンを操作しながら実践的に学ぶことができます。
・TCP/IPの階層モデルと各層の役割を理解する
・IPアドレス・サブネットマスク・ゲートウェイの確認・設定ができる
・ルーティングテーブルの確認・経路設定ができる
・ホスト名の名前解決の仕組みを理解し、必要な設定ができる
・クライアントサーバモデルの構造を理解し、汎用的な作業ができる
・SSHサーバの構築方法や認証方式の違いと設定方法を理解する
・tcpdump・Wireshark・ss・lsofなどの診断ツールを活用できる
・Linuxの基本操作ができ、ネットワーク管理やサーバ運用に携わる予定の方
・Linuxシステムの基本を習得済みで、次のステップとして専門的なネットワーク知識と管理技術を身に付けたい方
・システム導入後の運用・保守を担当する方
・「Linux入門」および「Linuxシステム管理」(または同等知識)を習得されている方
・Linuxの一般ユーザーレベルの基本的な操作(ファイルの移動、編集など)が行える方
・Linuxのディレクトリ構成やサービスの基本的な仕組みを理解している方
CentOS
●TCP/IPの概要
・ネットワークの基本について紹介(TCP/IP/プロトコル/階層化モデル)
・パケットキャプチャツールによる通信内容の確認(tcpdumpコマンド/Wireshark)
【演習内容】
・用語について確認
・Wiresharkでのパケットダンプの練習(任意演習)
●IPネットワークへのシステムの接続
・システムの物理的な接続
・IPアドレス・ネットマスク値の設定
- 設定の確認/一時的な設定変更(ipコマンド)
- NetworkManagerを利用した恒常的な設定変更(nmtuiコマンド/nmcliコマンド)
・トラブルシュート関連
- リモートホストとの疎通確認(pingコマンド)
- IPアドレスの重複確認(arpingコマンド)
【演習内容】
・NetworkManagerを利用したIPアドレス・ネットマスクの設定
・設定したマシン間での疎通確認
●ルーティング
・ルーティング概要
・ルーティングテーブルの設定(デフォルトルート・間接ルート)
- 設定の確認/一時的な設定変更(ipコマンド)
- NetworkManagerを利用した恒常的な設定変更(nmcliコマンド)
・トラブルシュート関連
- 宛先ホストまでの経路確認(tracerouteコマンド/tracepathコマンド)
【演習内容】
・用語について確認問題
・デフォルトルートの設定
・間接ルートの設定(任意演習)
●ホスト名と名前解決
・ホスト名の管理コマンド(hostnameコマンド/hostnamectlコマンド)
・ホスト名の名前解決とは
・ローカルファイルを使用したホスト名の名前解決
・DNSを使用したホスト名の名前解決
- 用語の紹介(ドメイン・FQDN)
- DNSサーバへの問い合わせ(digコマンド/hostコマンド)
・トラブルシュート関連
- ネームサービスへの問い合わせ(getentコマンド)
【演習内容】
・ホスト名の設定
・名前解決の実施(/etc/hosts、DNS)
・コマンドによるDNSサーバへの問い合わせ(任意演習)
●クライアントサーバモデル
・クライアントサーバモデルとは
・用語の紹介(ポート番号/ソケット)
・サービス管理コマンド (systemctlコマンド)
・トラブルシュート関連
- サーバプロセスの起動状況の確認(psコマンド/pgrepコマンド)
- 動的ポート利用時のポート番号確認コマンド(rpcinfoコマンド)
- リッスン中/通信中のソケットの確認(lsofコマンド/ssコマンド)
●SSH(Secure Shell)
・SSH(OpenSSH)とは
・SSHサーバの設定
・SSHクライアントコマンド
- リモートログイン(sshコマンド)
- ネットワークファイコピー(scpコマンド)
- ファイル転送(sftpコマンド)
・SSHの認証フロー
- ホスト認証
- クライアント認証(パスワード・公開鍵認証)
・アクセス制御
・ログの見方
【演習内容】
・SSHサービスの確認
・ホスト認証の確認
・ログの確認
・公開鍵・秘密鍵を利用したクライアント認証(任意演習)
●ネットワークトラブルシューティング基礎
・ネットワークトラブルシューティングの基本
- 問題個所の切り分け
●iptables(付録)
・パケットフィルタイング
・関連用語
・iptablesの管理・設定
●スーパーサーバ(付録)
・スーパーサーバとは
※講義および演習の進捗状況によって、コース終了時間が前後する可能性があります。
※本コースの内容の一部は、LPIC(Linux技術者認定)資格対策コース「速習 LPIC Level1(101&102)(試験バウチャー込み)」と重複します。
[テキスト] ※集合研修(会場で受講される)の方
テキストは紙を使用いたします。
[Liveオンライン研修] ※開催予定日の「【会場】Liveオンライン」が対象
Liveオンライン研修で受講される場合、ご受講の際、下記のソフトウェアが必要です。
・Zoom
・Cisco Secure Client(旧:Cisco AnyConnect)
Zoomの利用マニュアルは、下記をご確認ください。
Liveオンライン研修 使用ソフトウェア 各種マニュアル
Cisco Secure Clientのインストールマニュアルは、お申し込み後の受講案内メールでご案内します。
また、テキストは電子版をお渡しいたします。
※Liveオンライン研修について
https://www.school.ctc-g.co.jp/liveonline/index.html
このコースは、Liveオンライン研修または集合研修(会場)で開催するコースです。
(Liveオンライン研修の詳細はこちら)
Liveオンライン研修をご希望の方は、"【会場】Liveオンライン" の日程をお申し込みください。