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第22回 DRSとvROps 6.6を用いたワークロードのパフォーマンス改善 (野田貴子) 2017年10月

こんにちはー。今回も海外のVMware関連のコラムを意訳してご紹介します。VMwareの海外動向を理解する上での参考になれば幸いです。

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DRSのジレンマ

我々のデータセンターの一角を占めているvSphereの分散型リソーススケジューラ(DRS)は、我々のホストやワークロードを常に注意深く監視し続けています。DRSの役割は、それぞれの仮想マシンが稼働するための最適なホストを選択することです。新しい仮想マシンを導入すると、DRSが最初のデプロイを行います。クラスタのバランスがとれていない場合やホストのリソースが不足している場合には、DRSは仮想マシンをクラスタ内の他のホストに移動します。さらにホスト上でメンテナンスを実行する際には、仮想マシンをクラスタ内の別のホストに退避させます。DRSはひとたび有効にされると、傍目にはその存在が見えなくなります。

DRSはとても素晴らしいのですが、その機能はクラスタ内の仮想マシンの移動に制限されています。つまり、クラスタ内のすべてのホストで使用可能なリソースがなくなってしまうと、DRSにできることはほとんどありません。ブロックで一杯のテトリス画面とよく似ています。ただし、テトリスではブロックの配置をあれこれといじくり回さなくとも、新しいブロックを追加するためのスペースを空ける方法があります。そうです、ブロックを削除するのです。

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DRSとvROpsで改善!

ありがたいことに、vRealize Operations Managerにてこの問題を解決することができます。DRSとvROpsが共に機能すると、興味深いことが起こります。vROpsはクラスタ間の仮想マシンの移動を調整し、DRSの機能を拡張します。つまり、データセンター全体でワークロードのバランスを取ることができ、さらにはホットスポットを排除し、ハードウェアのリソースを最大限に活用することができるのです。

fig02

prod環境とdev環境の混在が懸念される場合や、特別なライセンスの制約がある場合には、vROpsでカバーしてください。ほんの数回のクリックで、独自のカスタムデータセンターを作成して、想定外の場所で仮想マシンを実行しないようにすることができます。ワークロードバランシングが自動化されたvROpsは、各クラスタとその仮想マシンを調べ、仮想マシンをデータセンター(またはカスタムデータセンター)全体に分散する最も効率的な方法を計算してくれます。

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vROpsは移動を確定する前に、仮想ニルバーナを達成するためにどの仮想マシンが移動され、みなさんの環境がどのように変わるのかについて、前後の比較を示します。ユーザーが移動を承認すると、vROpsは仮想マシンを新しいクラスタに渡し、そのクラスタのDRSやストレージDRSに個々のホストとデータストアの配置を処理させることによって、vMotionを開始します。この偉大な新機能を活用するためには、コンピューティングクラスタごとにDRSを完全に自動化する必要があります。

積極的に!

この時点まで、DRSはコンテンションが発生した後にワークロードを移動させる受身的なツールでした。コンテンションが発生する可能性が高いかどうかを予測するためにvROpsを活用することができれば、どれほど効果があるでしょうか。結局のところ、多くのプロダクション仮想マシンでは定期的にワークロードが急上昇しています。たとえば、午前中にユーザーがアプリケーションにログオンしたり、深夜にバックアップが実行されたり、定期的にスケジュールされたデータベースのクリーンアップ処理が起動したりする場合などです。

fig04

もう一度念を押すと、vROpsは、Predictive DRSと呼ばれる機能の中でワークロードの統計情報をDRSに渡し、DRSを格段にパワーアップさせます。Predictive DRS(pDRS)は将来のリソース需要を予測するために、各仮想マシンのワークロードパターンを明確にしておきます。ホストが将来の需要に追いつくのに十分なリソースを持っていない場合、pDRSはコンテンションが発生する前にワークロードをクラスタ内の別のホストに移動します。vMotionsはホストのリソースに負担をかけてしまう可能性がありますが、これは、コンテンションへの受動的アプローチに比べると、大幅に改善されています。

pDRSは簡単に有効化することができます。まずvCenter Serverにログインし、クラスタのDRS設定を編集します。DRS自動化設定ではPredictive DRSを有効にし、他のクラスタでも同様にこれを繰り返します。次に、vROpsにログインして[管理]タブに移動し、vSphereソリューションを編集します。詳細設定では、「vSphere予測DRSへのデータの提供」設定をtrueに設定します。

DRSの自動化とvROpsの知能を組み合わせることで、計画外の作業から解放され、より重要な作業に集中することができます。早速https://www.vmware.com/products/vrealize-operations.htmlにアクセスして、vROpsを今すぐチェックしてみてください。

※本コラムは以下のブログを意訳したものです。
引用元
https://blogs.vmware.com/management/2017/08/improve-performance-with-drs-and-vrops.html

※本コラムはVMware社が公式に発表しているものでなく、翻訳者が独自に意訳しているものです。

 


 

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