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第74回 OpenShiftよりも優れているvSphereのVM密度 (野田貴子) 2022年4月

こんにちはー。野田貴子です。今回も英語が苦手な方向けに海外の人気コラムを意訳したものをご紹介します。

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Principled Technologiesによる新しいサードパーティ調査によると、vSphereはアクティブなSQL Server VMの2倍の数をサポートし、管理者が手を動かす時間が少なくて済み、OpenShift Virtualizationソリューションよりも多くの機能を提供しているとのことです。

VMに加えてvSphere with Tanzuを使用すると、管理者はコンテナ化されたワークロードを同じプラットフォームで管理することができます。OpenShiftは、OpenShift Virtualizationを使用してVMをコンテナ化されたワークフローに組み込むと主張しているものの、VMの操作は通報、コマンドラインでKubernetesコマンドを使用して実行されています。

テストの内容

独立した研究施設であるPrincipled Technologies(PT)は、次の2つの仮想化ソリューションを比較しました。VMware vSphere 7 U2と、Red Hat OpenShift 4.9プラットフォームのOpenShift Virtualizationです。このテストはHPE ProLiant DL380 Gen 10のサーバーと同一の5つのホストクラスタを使用して行われました。vSphereとOpenShiftの両方で、この5つのホストがVMワークロードを実行するように設定されました。OpenShiftのデプロイメントでは、管理ノードとして構成するためにさらに3つの同一ホストも必要であったこともお伝えしておきます。

PTはこの同一のハードウェアでテストを実行し、各ソリューションがサポートするアクティブなVMとアイドル状態のVMの数、そしてルーチンの管理タスクを実行するために必要な時間と労力を調査しました。

テストの結果

このテストにて、vSphereは、Red Hat OpenShiftプラットフォームでのOpenShift Virtualizationと比較して、より直感的にVMワークロードを実行でき、よりエンタープライズに適したソリューションであることがわかりました。

vSphereは、より優れたリソース管理を提供している(VM密度が高い = Cap Exが少ない)

vSphereは、アクティブなSQL Server VMの2倍かつアイドル状態のVMの4倍をサポートした。さらに、vSphereは運用中にサーバー間で負荷を自動的に分散するため、ノードの負荷を分散するために必要な管理者の操作が少なくて済む。

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vSphereは、クラスタ内の代替ホストで障害が発生したVMを自動的に再起動する

障害は完全には避けられないものであり、vSphereはチェックボックスをオンにするだけで高可用性を実現するが、OpenShift Virtualizationではyamlスクリプトが必要になる。vSphere HAは障害が発生した場合に代替ホストで障害が発生したVMを再起動するが、OpenShift Virtualizationはダウンタイムにつながる一定の時間に応答しない場合のみ仮想化ホストを強制的に再起動する。最後に、障害後にvSphereはOpenShift Virtualizationよりも約5分早くVMをオンラインに戻すことができた。

vSphereではルーチンの管理タスクの実行がシームレスである

ホストやクラスタのメンテナンスは、すべてを最新の状態に保つために管理者によって実行される日常的なタスクである。vSphereにはサービスの中断を可能な限り少なくするためのライブマイグレーション機能がある。vSphereはアクティブなVMをあるホストから別のホストに移行するのに必要な時間がより少なかった。また、vSphereはアクティブなVMをダウンタイムなしで1つのストレージプールから別のストレージプールに移動できるが、OpenShift VirtualizationではVMをオフラインにする必要があった。vSphereには異種ノード間のライブマイグレーションのサポートや、VMライブマイグレーションの暗号化など、真のエンタープライズ体験を実現するために複数のライブマイグレーションのオプションがある。

vSphereではハードウェアのアップグレードにダウンタイムがいらない

時々、ワークロードの要件が増加するためにVMのコンピューティングリソースをスケールアップする必要が発生する。vSphereはCPUとRAMの「ホットアド」機能をサポートし、ダウンタイムが発生しない。OpenShiftの環境では、管理者はコンピューティングやメモリ容量を増やすたびにVMを停止する必要がある。

結論

仮想化ソリューションの歴史は長く、これまでに多くの顧客が信頼し期待するエンタープライズ級の機能を提供するように進化してきました。VMware vSphereはこれらの機能の多くを開拓してきました。今日、企業がアプリケーションを最新化する際には、vSphere with Tanzuを使用すると、コンテナとVMの管理を統合して、同じ仮想インフラストラクチャ上でKubernetesワークロードを実行することができます。

RedHatのOpenShiftプラットフォームはOpenShift Virtualizationを通じてVMをサポートすると述べていますが、こちらのPrincipled Technologiesの調査から明らかなように、vSphereの機能との主な違いに注意することが重要だと思われます。

※本コラムはVMware社が公式に発表しているものでなく、翻訳者が独自に意訳しているものです。 原文:https://blogs.vmware.com/vsphere/2022/03/vsphere-supports-better-vm-density-compared-to-openshift-virtualization.html

 


 

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