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第5回 10+ Years of Rails with DHH (野田貴子) 2015年10月

※このコラムはトランスネット社が提供しているコラムです。

 みなさんこんにちは!このコラムでは、海外で話題に挙がったRuby on Railsネタを提供していきます。

 changelogというサイトのポッド キャストに、Ruby on Railsの開発者であるDavid Heinemeier Hansson (DHH) の1時間以上にわたるインタビュー(音声)が掲載されました(*1)。タイトルは「10+ Years of Rail with DHH」。なぜRuby on Railsを始めたのかを始め、多くの興味深いことを語っています。

 DHHは、2004年に Basecampというプロジェクトを 始めた際、それまで使っていたPHPやJavaではなく、Rubyを使うことにしました。後にこのプロジェクトのフレームワーク部分を切り離したものが、 Ruby on Railsです。彼にとって、早く書けるけれどもきれいに書けないPHPと、きれいに書けるけれども早く書けないJavaは、次の新しいプロジェクトには 不向きだと考えたのでした。

 何よりも、「プログラムを一日中書かなくてはならないなら、それは楽しいものであるべきで、だから自分はPHPやJavaから Rubyに乗り換えた。」とDHHは言っています。この感覚は、Ruby on Railsの方向性にも影響を与えています。

 DHH は素晴 らしい開発者ですが、プロジェクトのリーダーとしても、信念を持った数々の決定を、時には大胆に行ってきました。例えばBundleの機能については、実 装当時は反対の声も少なくありませんでしたが、「開発がきっと楽になる」という確信をもって実装されました。Bundleは今では誰も反対しない素晴らし い機能の一つです。他にも多くの機能が実装されてきましたが、DHH曰く、数ある機能のうち全てではなく好きなものだけを使ったり入れ替えて良いというこ とです。また、RailsのライバルであったMerbを主軸にしてRails 3へのバージョンアップを行ったことは、オープンソースだからこそできる、かといって普通はできない驚くべき決定でした。Internet ExplorerがChromeを主軸にして次のバージョンを出すようなものかもしれません。当時のリリースノートには、合流することになったMerb側 の主メンバーのブログにリンクが貼られるなど、情報をオープンにすることで誠実さが示されていました。

 次のバージョンであるRails 5については、最新のRuby2.2以上のみをサポートすることが公言されています。これにより、無駄な処理が減らされ、さらに洗練されたRailsにな ることでしょう。また、Railsはデスクトップ向けだけではなく、モバイル向けも両方こなせるハイブリッドアプリとして、その機能をRails 5に実装しようとしているようです。ますます楽しみですね。

 (*1) http://thechangelog.com/145/

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