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第16回 ヨーロッパとアメリカではRuby/Railsの扱いがどう異なるか (野田貴子) 2017年4月

こんにちはー。野田貴子です。今月も海外のRailsブログで面白いものを意訳して紹介していきます。

さて、日本と海外ではIT技術の流行に差があります。例えばPHP言語では日本語ドキュメントの充実さや文化的な好みの違いにより、主流のフレームワークが日本とアメリカで異なっています。Rubyの場合は日本でも海外でもRuby on Railsがフレームウェアのシェアを締めていますが、海外の中でもその温度には違いがあるようです。

サンフランシスコの組織で働くヨーロッパ出身のソフトウェアエンジニアの男性が、ヨーロッパとアメリカでのRubyやRailsの扱われ方の違いで気づいたことをブログ記事にしていました。

The European Ruby Revolution
http://devonestes.herokuapp.com/the-european-ruby-revolution/

彼は11月前半にアメリカで開かれたRubyConfに参加し、その後11月末にイタリアで開かれたRubyDayでは講演をしています。

彼によると、アメリカのRubyConfでのメインテーマの一つは、ブートキャンプの卒業生やコミュニティの新しいメンバーを補助することでした。他にもリモート開発者を抱えるユビキタスな雇用や、RubyとRailsのパフォーマンス改善について注目が集まりました。コミュニティの参加者を増やし、RubyやRailsを発展させていこうとする姿勢がよくわかります。

一方イタリアのRubyDayではRailsについて興味を持っている人は非常に少なかったようです。それよりもRubyの実験、Elixir(Ruby風の関数型言語)やCrystal(Ruby風の高速な言語)といった他の新しい言語からのインスピレーション、新しい概念・枠組み、新しいフレームワークなどが人気を集めていました。アメリカではほとんど聞かないような数々のライブラリも注目されました。ドイツのミートアップでも同様で、ヨーロッパではアメリカよりも新しい選択肢に対してオープンなようです。

また、Railsに対する彼の見解は次の通りです。

・アメリカではRailsのブランドは信じられないほど強い
・「IBM製品を選んだせいでクビになることはない」という古い格言があるように、基本的にはよく認知されているブランドを選ぶのが安全
・アメリカではRailsはブランドであり、アメリカのRailsConfは巨大である
・ヨーロッパではRailsのブランドは強固でなく、別のものを選択してもクレイジーではない
・ヨーロッパでもRailsはまだまだ大きいが、米国ほど名誉ではない
・ヨーロッパでは2008年以来RailsConfが開催されていない
・グローバルなコミュニティがこのようなに多様性を増やすことは健康的である

引き続き彼の言葉を引用します。

アメリカでは今受け入れられている言語や慣習の変化に抵抗があります。「もし違う機能を求めているならば、別の言語を使え」と言われます。私は、Rubyの人気や有用性が低下するのを見たくないのです。今年のRubyConfの基調講演でMatz氏が言ったように、OSSはサメのようなものです。サメは泳ぎ続けなければ死にます。だから私は、今のRubyにある大きな問題について人々が考え、議論し、みんなで未来について考えられるように、自分の役割をこなします。より明るい明日に向かって泳ぐことができるように今後も取り組んでいきます!

 

協力:DIVE INTO CODE株式会社 野呂浩良
https://diveintocode.jp/

 


 

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