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第70回 データ中心ワークロードのためのソフトウェア・デファインド・メモリ「Project Capitola」 (野田貴子) 2022年1月

こんにちはー。野田貴子です。今回も英語が苦手な方向けに海外の人気コラムを意訳したものをご紹介します。 新年企画ということで昨年後半のブログを紹介します。

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-- VMwareはProject Capitolaのテクノロジープレビュー版を発表しました。Project Capitolaは、DRAM、PMEM、NVMeなどの異なる種類の次世代テクノロジーのメモリ階層をコスト効率の高い方法で集約し、アプリケーションに対して透過的な均一消費モデルを提供するソフトウェア定義のメモリ実装です。膨大な量のデータを処理・消費する必要性が高まる中、データセンターのメモリサブシステムは引き続きボトルネックとなり、パフォーマンスに影響を与えています。IDCは今後のデータセンターの設計やアーキテクチャを形成し影響を与える重要な動向として、Global DataSphere(世界で生成されるデータ量)が2024年までに年率23%で成長すると指摘しています(1)。

アプリケーションがますますメモリバウンドになっている中、従来のスケールアップ手法ではインフラ全体のコストが増大してしまいます。この課題に対応するため、インフラストラクチャは性能コスト面でさまざまなメリットを提供する異種メモリ層のサイロを構築し始めています。多くの場合、これらのシステムではメモリ消費モデルが不一致であるため、アプリケーションのソフトウェアを変更する必要があります。その結果、インフラストラクチャとアプリケーション開発ライフサイクルの両方の観点から、ビジネスのニーズを満たしたくとも持続できないコストが発生してしまいます。

企業は、必要に応じて簡単にメモリ容量をシームレスに拡張できる、コスト効率の高い方法を求めています。彼らが求めているのは、メモリ層全体で統一されたインフラ運用モデルです。アプリケーション開発者は、特殊なAPIを採用しなくとも様々な異なる種類のメモリ技術を同質に利用する方法を求めています。

ここでProject Capitolaの出番です。VMware vSphere®によって、異なる階層のメモリテクノロジーが消費しやすいように論理メモリにグループ化され、バックエンドで管理されることで、ワークロードが必要とする階層の全体的な利用可能メモリが増加します。Project Capitolaでは価格や性能が異なる複数のメモリ層を活用することで、メモリの総所有コストを下げることができます。また、ESXiのメモリ管理との緊密な統合により、DRS(Distributed Resource Scheduler)などのvSphereの機能が、新規および既存どちらのメモリ層でもシームレスに動作します。

Project Capitolaは段階的にリリースされる予定です。最初のリリースではホストレベルでの階層化に重点を置き、その後のリリースではクラスタレベルまで機能を拡張します。Project Capitolaはカスタマーのみなさまが慣れ親しんでいる既存のDay-0、Day-1、Day-2という、vSphere内のメモリ階層のプロビジョニング、デプロイ、管理に関するエクスペリエンスを維持します。Project Capitolaは、各種メモリベンダー(Intel、Micron、Samsungなど)、サーバ設計(Dell、HPE、Lenovo、Ciscoなど)、サービスプロバイダ(Equinix)の幅広いエコシステムを結集することで、オンプレミスのデータセンターやクラウドに対応します。さらに、VMwareはISVパートナーエコシステムやVMware製品チーム(Hazelcast、GemFire、Horizon VDIなど)と連携し、フルスタックなソリューションを実現します。Project Capitolaについてのパートナー声明はこちらをご覧ください。

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VMwareは、リーディングパートナーとしてIntelと協力し、Intel® OptaneTM PMemをIntel® XeonTMプラットフォームに搭載したProject Capitolaを市場に投入します。Project CapitolaはvSphereの進化におけるエキサイティングなステップで、次世代アプリケーションの増大するメモリニーズに対応します。VMworld 2021のイベントでは、VMwareと業界をリードするパートナーによるセッションで、Project Capitolaの詳細をご紹介します。

  • [MCL2384] Big Memory - An Industry Perspective on Customer Pain Points and Potential Solutions
  • [MCL1453] Introducing VMware's Project Capitola: Unbounding the "Memory Bound"

(1) IDCの『Data Creation and Replication Will Grow at a Faster Rate than Installed Storage Capacity, According to the IDC Global DataSphere and StorageSphere Forecasts(2021年3月24日)』より https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prUS47560321

※引用元  https://blogs.vmware.com/vsphere/2021/10/introducing-project-capitola.html

※本コラムはVMware社が公式に発表しているものでなく、翻訳者が独自に意訳しているものです。

 


 

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