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第7回　市場拡大傾向のIaaSとAzure ～IaaS人材をどのように増やすか～ (南波真之) 2023年12月

皆さん、こんにちは。
南波真之（なんばさねゆき）と申します。

今回は、IaaSとAzureについて解説していきます。
国内のITインフラにおけるIaaSは今後も増加傾向にありますので、対応できる人材をどう増やしていくのかを企業で考えていく必要があります。

IaaSと拡大する市場感

IT専門調査会社であるIDC Japanが、国内におけるITインフラ市場の予測（2022年～2027年）を発表しました。2022年から2027年における企業のITインフラ支出額の年間平均成長率が8.4％増加することが予想されており、ますます市場としては拡大してくる事がわかります。
その内訳の中では、クラウド移行が進む中でIaaSの利用が広がっているために、日本国内のITインフラ市場全体に占めるIaaSの売上額が36.8％でセグメントの中で最も高くなると予測されていました。

この市場感から、自社のシステムとして扱うIaaSに関連する支出の増加と、企業向けのクラウド導入構築支援などの支援側の事業も拡大していくると予想されています。
参考：国内ITインフラ市場予測、2023年～2027年（IDC Japan）

ちなみに、IaaS（Infrastructure as a Service）はクラウドコンピューティングの中で、仮想化技術を使いCPU・メモリ・ストレージなどのインフラを使いたいときに使いたい分だけインターネット経由で利用できるサービスです。今までは、インフラのハードウェアとして大きいサーバールームにサーバーの機械やネットワーク機器の設置、利用するソフトウェアの購入と設定、それらの保守運用など、自社で用意をしなければならないことがたくさんありました。
しかし、仮想化技術を使ったIaaSが普及してきたために自社で用意せずにインターネットを利用してインフラを構築できる時代になってきています。