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第13回 VMwareトレーニングの受講を振り返って (志茂吉建) 2013年2月

トレーニングの効果

 資格を取得するにはトレーニングを受けるのが一番の早道ではないでしょうか。自分で勉強するよりも、効率的に学習することができると思います。VMware社が提供している資格を取得するにはトレーニングの受講が必須となります。

 実は、私も、VCP3、4、5と取得していますが、トレーニングを受講したうえで取得しています。VMware関連の書籍も執筆させていただいておりますので、正直に言うとトレーニングの受講はほとんど必要ないと思っていました。しかし、冒頭にお話ししたようにVCPを受験するにはトレーニングの受講が必須です。業務の忙しくない時間を見計らって、トレーニングを受講することにしました。トレーニングの受講期間は、5日間必要となりますので日程調整は必要でした。受講に当たっては、初日はあまり期待しないで受講に臨みました。しかし、実際に受講してみると、しっかりと基本から教えていただけました。

 当たり前ですが、必要な機材もひととおりそろっており、ある程度自由に利用することができました。VMware ESXのインストールから初めて、ストレージの設定、ネットワークの設定、仮想マシンの起動など実践を交えながら学習することができました。

 VCPの認定トレーニングの講師を行うには、VCPは高得点で取得する必要があるらしいですが、講師の方も当然、VCPを受験しています。テキストを見ながらの座学では、経験を交えながらVCPのポイントなどを教えていただきました。実際の試験では、教えてもらった箇所の類似問題が出て私も高得点で合格することができました。以上は、VCP 3を受験するときのことです。

 VCP 4や5は、期間内に取得すれば追加でトレーニングは必要ありませんが、新しいバージョンがでたら「What's New」というトレーニングが提供されます。私は、VCP 4や5の時も、「What's New」トレーニングを受講させていただきました。新しい機能などについては、Release Noteなどを確認すればこと足りますが、実機を利用したテストはなかなか難しい場合があります。しかし、CTCのトレーニングセンターでは、実機を使って充実した実習を行うことができました。講師の方は、事前にVCP 4や5に挑戦されているので、VCP 3の時と同様に試験のポイントを押さえたトレーニングを実施していただけました。おかげで、両方とも高得点で資格を継続することができました。

相乗効果

 CTCテクノロジーのトレーニングセンターの講師は、それぞれトレーナーの資格を取得して講師業務を行っています。現場で日々お客様と向き合ってい るエンジニアもトレーニングの受講に来ています。トレーナーはただテキストとおりに教えるのではなく、受講しにきたエンジニアの皆さんの情報を常に吸収しながら、一緒に考えてトレーニングを実施しています。

 私自身の入社5年目ぐらいまでは、社内向けの技術トレーナーさせていただいていましたが、テキスト通りに教えるのではなく、受講者と一緒に考えながら勉強させていただきました。いや、むしろ、受講者のみなさんから教えていただいたことのほうが多いぐらいかもしれません。

 CTCテクノロジーのトレーニングは、座学の理論だけでなく、機材を使った実習に加え、社内のエンジニアや受講社の皆さんから教わった実践知識を フィードバックできるトレーニングとなっています。また、相互の交流はトレーニングの時だけではありません。エンジニア側で実施している社内勉強会にトレーナーが参加した、サポートチームと情報交換をおこなったりなど、実践知識の吸収に余念がありません。

トレーニングの価値

 単に資格を取得するためだけに5日のトレーニングを受講することは、業務効率だけを考えればあまり効率的なことではないかもしれません。しかし、私は、5日のトレーニングで日々の忙しい中では身につかない、基礎知識を改めて身に着けることができました。また、トレーニング内容も、座学、実習、実践と多岐にわたっており価値あるトレーニングになっていると思います。

 CTCグループのVCP資格取得者数は、2013年2月15日現在 213人です。ほぼ全員、CTCテクノロジーのトレーニングを受講しています。取得者の努力も必要ですが、講師の頑張りがなければこの数字は実現は難しかったのではないかと思います。

まとめ

 この間、久しぶりに仮想化関連のトレーナーをしたので、自分が受講者のときはどうだったかと振り返りもかねて、今回は、技術的な内容ではなく、VCPのトレーニングについて書かせていただきました。これからVCPを取得しようとしている方の参考になれば幸いです。

 


 

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