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第9回 マイクロデータセンター (杉田正 @sugipooh) 2014年10月

 Docker+CoreOSという新しい仮想化技術が利用出来るようになってきました。従来からの仮想化に比べて1台のサーバでの収納数が大幅に増えます。

 1TByte大容量メモリを搭載出来るコア数が多いサーバにて、Fusion-ioのようなストレージ高速アクセラレータを搭載すれば、1台のサーバにて数千もの仮想サーバ利用も可能であり、1ラックに20台搭載すれば「1ラックで1万仮想サーバ」になり、まさに1ラックサイズの「マイクロデータセンター」になります。


 Hadoopを始めサーバをクラスタで稼働する高性能なアプリケーションがビックデータを処理して様々なビジネスに応用されて来ています。サーバクラスタは20台程度でも、従来からの1台だけの処理より数倍速く処理出来ます。クラスタ構成でのパフォーマンスに影響するネットワークも高速な40Gイーサネットなどが普及してきました。

 1ラックサイズの「マイクロデータセンター」において、サーバ群は、スパコン計算用途で無ければ、同時に全力で働くことは少ないため、見かけ上20台のサーバークラスタが数千システムあるように使えることになります。

 このような大規模サーバ群運用管理は、OSインストールからアプリケーション稼働管理、ネットワークまで構築すれば相当な工数が掛かるため、「オーケストラ」と呼ばれるOpenStackなどを使うことになります。

 「オーケストラ」を自動セットアップするツールや、セットアップイメージをロードするだけでサーバが利用可能になるシステムも登場し、多数のサーバを容易に使いこなせるようになってきました。


 「マイクロデータセンター」の利用には、大きな電源とラック強度、床耐荷重に注意が必要です。メモリを多く搭載出来るサーバは20台構成でも、消費電力が1ラック当たり20KVAを超えたり、合計荷重が1ton/1㎡を超える場合があります。一般ビルでは1ラック20KVA以上の冷却は困難であり、床耐荷重も300kg~500kg程度なので床が耐えられません。

 大きなデータを扱う時の回線利用料は高価なため、電源設備が充実して、ビル強度が高く、回線利用料も安価に提供してくれるデータセンターに「マイクロデータセンター」をコロケーションサービスを使い設置することになります。金融関係で利用が多い「データセンターinデータセンター」と同様な「マイクロデータセンターinデータセンター」になります。


 最新データセンターでは1ラック当たり使用可能電力は、8KVA以上を提供しています。今後のサーバクラスタ普及に合わせて最大40KVA対応なデータセンターも計画されています。加えて、外気導入などを持つ空調システム採用も多くなり、省電力化も進んでいます。


 Facebookが推進するOpen Compute Projectにおけるラックと一体化したサーバや、マイクロソフト、インテル、NEC、DELLなどもラックと一体化したサーバの発表が続いています。これらも「マイクロデータセンター」と言えます。これからは「マイクロデータセンター」が多数集合し、巨大なデータセンターを構成し、ビックデータ処理など新しいアプリケーションが登場して来るでしょう。

 


 

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