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技術者のためのほにゃららら

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第2回 技術者のための『開発言語バイリンガル』 (吉政忠志) 2012年9月

 改めまして、このコラムを担当する吉政創成の吉政でございます。CTC教育サービスのマーケティング支援を行っているご縁から、この「技術者のほにゃららら」というコラムを月刊連載しています。「ほにゃららら」というのは40歳前後以上の方でないとぴんと来ないかもしれません。「XXXXX」や「なんとか」のような意味です。ちょっと大きな会社の役員をしていたこともあり、技術者の面接で経験したことや、XMLやLinux、Ruby、Ruby on Rails、PHPの認定試験を運営支援する中で感じたことなど、技術者の方々に役に立つような内容を中心に書いていきます。第二回は「開発言語バイリンガル」という内容で徒然に書きます。

仕事でつかえるレベルで複数の開発言語をマスターしている人はどの程度いますでしょうか?

 ネットでちょっと調べたのですが、適切なデータが見つかりませんでしたが、もしかしたら意外に少ないかもしれません。大手のソーシャル系の人事選考基準を聞くと、複数の開発言語を仕事でつかえるレベルでマスターしていることが前提になっている会社も多いようです。ここで大事なのは、マイナーな言語や開発案件があまりなくなってしまったような歴史がある開発言語でもなく、今よく使われている、もしくは今後普及していく開発言語を複数マスターしていることのようです。

何故、複数の開発言語をマスターしていることが求められているのでしょうか?

 ソーシャル系の企業を中心に開発言語バイリンガルが求められている理由を個人的に推測してみると、おそらく以下であるように思えます。

  1. ソーシャル系のシステムでは、サービスの新陳代謝が早く、柔軟かつ迅速にプロジェクトチームを構成・改変していくことが必要であるため
  2. 最新の技術にも柔軟に対応できる人材の要素として入社時に開発言語バイリンガルである必要があるため

「1」は組織的な話で、単一の開発言語しかマスターしていない社員はプロジェクト編成上の制限が出てくるため、適用範囲が狭いためだと思います。
「2」は、個人の資質の話です。単一の開発言語しかマスターしていない社員は新しい技術をキャッチアップすることが難しく見えてしまうためだと思います。

 上記のことはソーシャル系の会社に限らず、システムインテグレーターやソフトハウスの社員にも言えることです。上記の二つの理由を考えれば、開発言語バイリンガルの社員のほうが一般的な開発会社においても経営的に投資対効果が高いはずです。また、単一言語しかマスターしていない社員は、技術の衰退とともに使い捨てのようなことになってしまい、会社としてもそのようになってほしくないと思います。これは「自分のためにも複数の開発言語をマスターしてほしい」というメッセージが含まれているようにも思えます。そう考えれば、もし単一言語しかマスターしていないのであれば、是非 二つ目の開発言語をマスターされることをお勧めします。

開発言語バイリンガルになるために

 独学で勉強することは前提として必須だと思うのですが、できれば基礎的なことをしっかりと学ぶようなことが必要だと思います。それはCTC教育サービスが提供しているようなトレーニングを受けることが時間短縮の意味でも効果的だと思います。では、次にマスターするべき開発言語はなにが良いでしょうか?以下に@ITが公開しているデータを紹介しますので、ご参考ください。

@IT自分戦略研究所 読者調査2011年11月版より

「@IT自分戦略研究所 読者調査2011年11月版より」
http://jibun.atmarkit.co.jp/
http://corp.itmedia.co.jp/corp/pr/data2011.html?view=20111219

 上記のグラフで黄色のグラフが大きいほうが多くの技術者の方が、今後取得したいと考えている技術です。なかでも成長率No.1なのはRuby/Ruby on Railsです。Ruby/Ruby on RailsはCTC教育サービスの看板トレーニングでもあるので、Ruby/Ruby on Railsを学ばれる方は是非受講してみてください。

 


 

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