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第9回 仕事人生に運不運はなく、結局全て自分のせいです。成功するためには? (吉政忠志) 2013年3月

 改めまして、このコラムを担当する吉政創成の吉政でございます。CTC教育サービスのマーケティング支援を行っているご縁から、この「技術者のほにゃららら」というコラムを月刊連載しています。「ほにゃららら」というのは40歳前後以上の方でないとぴんと来ないかもしれません。「XXXXX」や「なんとか」のような意味です。ちょっと大きな会社の役員をしていたこともあり、技術者の面接で経験したことや、XMLやLinux、Ruby、Ruby on Rails、PHPの認定試験を運営支援する中で感じたことなど、技術者の方々に役に立つような内容を中心に書いていきます。第9回「仕事人生に運不運はなく、結局全て自分のせいです。成功するためには?」という内容で徒然に書きます。

 若いときは、「あいつ運がいいよなぁ」などと仕事人生においても運不運があると思っていましたが、今振り返ると「全ては因果応報である」と思うようになりました。仕事人生は学校を卒業してから定年するまで35年前後あり、長丁場です。長丁場になると、結局 運不運は均等化され、自分の内部にある原因によって、良いものにも悪いものにもなると思うようになりました。

 考え方はシンプルで、仕事をする人も、その人の上司も、仕事を与えてくれる人や会社も、仕事に関連するすべての人は「仕事で成功したい」と思っています。つまり有能な人がいれば、自分の仕事に活かして自分が成功したいと思うのです。つまり仕事で運がないと思う人は、いい仕事を依頼する人から求められていないということです。

「私は能力があるのになんで成功しないのだろう」と思う人は多少はいると思います。もし、このコラムを読んでいる人がそのように思うのでしたら、以下の文章を読んでみてください。少し整理できると思います。

 能力があるのに成功しない理由は主に以下があると思います。

  1. 仕事の依頼主が求めている能力ではない
  2. 能力があることを知られていない
  3. そもそも性格に問題がある

 かんたんに書くとこうなりますが、実際は難しいですよね。1の「仕事の依頼主が求めている能力ではない」も一つの能力ではないはずです。例えば、技術力にコミュニケーション能力、リーダーシップ、その案件の経験をもとにした判断などなどあるはずです。総合力でどうか?というのが重要です。ここはできるだけ客観的にイメージするとよいと思います。若干稚拙な表現になりますが、戦国時代や三国志をテーマにしたシュミレーションゲームがあります。そこには様々な武将が登場してきます。戦闘力90とか知能85とか、そういうやつです。冷静に見て現時点での自分の能力を見極めたほうがいいです。そして足りないところがあれば、補うべきだと思います。必ずだれにでもあるはずです。要件を満たしていれば、仕事を得やすいです。仕事を得て、成功させれば、その成功も仕事人生を成功させるためのプラス要因になります。この自分の能力を磨く努力は一生続けるべきです。なぜなら、能力は陳腐化したり、錆びたり、抜かれたりする方です。周りと比較してできるかどうかが重要であり、常に変化する仕様だからです。これは、修業のようなイメージで努力を重ねるのがいいと思います。

 続いて2の「能力があることを知られていない」ですが、これは社内での報告書や人事目標シートなどで自分が勉強したことや成果をしっかりと書くことです。これは当たり前のことですが、特に申し上げたいのはメディアでブログを書くことです。ITmediaや@ITなどのメディアでブログを運営しています。そして審査に通ればブログが書けます。メディアで書くブログはものすごく多くの人に読まれます。例えば、私が書いているベンチャービジネス千里眼はこの3月で7年になりますが、延べ100万人以上の方にお読みいただきました。この数字は個人のブログではなかなか実現できない数字です。私のブログを読むとわかりますが、それほど卓越した能力を持っているわけではなく、普通のブロガーです。少し文才があり、継続できる人であれば、だれでもできます。ただ、最初の難関は審査です。この審査をパスするにはちょっとしたコツがあります。方法はそのブログの応募要項を読んでいただき、そのブログで求められている文章を個人ブログで1か月くらい毎週、更新することです。そして、そのブログを申込み用紙に記載して応募することです。実は審査では執筆力と文章の魅力を見ています。つまり、ネット上で書いたことがない方は基本的には審査は通りません。(審査しようがないからです)つまり、まずは書くことが大事です。そしてできれば、そのブログで売れている人のブログを読んで、分析し書き方を真似することです。この方法でかなり審査をパスしやすくなります。万が一、落ちてしまったら、その理由を聞き、修正して再度チャレンジするべきです。この繰り返しで必ず合格します。

 最後に3の「そもそも性格に問題がある」です。これは最悪の場合、一番深刻です。重要なのは「依頼主の仕事の邪魔をしない事」です。クレームや不快にさせる言葉を言ったりしないことです。周りと仲良く仕事が出来れば問題ないです。よくあるのは、「これは正しいから」とか「これは間違っているから」ということで、プロジェクトの進行を邪魔したりするケースは割とあります。自分の役割を超えた行動を、個人の勝手な価値観で判断してプロジェクトを止めるような行動をとってはいけません。これは割とあることです。万が一、重要なことが起こっているのでしたら、個別に相談し判断を求めることだと思います。能力が高いのに成功していない人にはありがちな行動です。また、能力が実際に高いのに成功していない人は不満がたまりやすく、気が付かないうちに毒を吐いていることも割と多いです。必要以上に出しゃばらないこと、常に笑顔でいること、絶対に悪口を言わないことを徹底すれば改善できるはずです。

 いかがでしょうか?今日は具体的な方法というよりも考え方を中心に書きました。少しでも参考になると嬉しいです。 それではよい人生を!

 


 

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