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第27回 vCenter Server 6.5 Update 1dで3度目のHTML5 vSphere Client更新 (野田貴子) 2018年2月

こんにちはー。今回も海外のVMware関連のコラムを意訳してご紹介します。VMwareの海外動向を理解する上での参考になれば幸いです。

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vSphere 6.5 Update 1dが昨年12月にリリースされました。このアップデートでは主にセキュリティとvCenter ServerおよびESXiのパッケージ更新に重点が置かれていますが、HTML5 vSphere Clientも更新されました。これはvCenter Server 6.5にとって3回目のvSphere Clientの強化となりました。vSphere Client Flingの方は定期的なアップデートを引き続き予定していますので(2017年はv2.20からv3.21まで33回更新がありました)、こちらの開発状況も押さえておいていただければと思います。

最初にvSphere Client 6.5

U1dをチェックアウトすると、見た目の調整が行われるでしょう。これらの変更はClarityからのものであり、より洗練された外観と感覚をもたらすはずです。たとえば、上部のナビゲーションバーの色がわずかに変更され、スマイルマークのフィードバックアイコンが以前の黄色い顔から透明になりました。他のアイコンも調整されましたが、見た目は大幅に変えない方がよいので、そのようになっています。

さらに真新しい機能がいくつか追加されました。こちらのドキュメントでは、vSphere Clientでサポートされている機能と、今はもうサポートされていない機能すべての一覧が示されています。このドキュメントは6.5 Update 1dのようにクライアントに変更があるたびに更新されます。リンク先ではすべての情報を見ることができますが、この記事ではその中からいくつかピックアップしてご紹介したいと思います。

アクティブメモリと消費メモリの対比

クラスタの負荷を監視しようとすると、vSphere DRSのMemory UtilizationビューがvSphere管理者に表示されます。ただし、DRSが実際にアクティブメモリを使用している間は、vSphere Web Clientに消費メモリが表示されます。アクティブメモリは個々のメモリ消費量のバーの上にマウスオーバーすると見ることができますが、このUXは改善されました。vSphere Clientでこのビューが実装され、アクティブメモリと消費メモリを切り替えられるようになり、ワークロードがクラスタ内でどのようにバランスをとっているかをよりよく理解できるようになりました。

fig01

Proactive HAの設定

Proactive HAはvSphere 6.5で導入されましたが、これまでは廃止予定のvSphere Web Clientでのみセットアップや設定が可能でした。vCenter Server 6.5 U1dではこれらの機能がvSphere Clientに組み込まれ、初期設定や既存の設定の有効化、無効化、あるいは変更ができるようになりました。

fig02

コンテンツライブラリ

vSphere ClientのContent Library機能には、既存のライブラリを管理し公開する機能が追加されています。これにより、vSphere管理者がContent Libraryを公開すれば、他のvCenter Serverがこのコンテンツを取り込んで、自分のインベントリで利用できるようになりました。以前はこの機能はvSphere Web Clientでのみ使用可能でした。

fig03

NIOCとVDS

Virtual Distributed Switch(VDS)は、vSphere環境でネットワーキングを効率的に管理するための最良の方法の1つです。これまで長い間、vSphereの機能の多くがvSphere Clientに並んでいましたが、Network IO Control(NIOC)の表示やLAG・LACPの設定機能などが大幅に強化されました。NIOCポリシーの編集もvSphere Clientで完全にサポートされました。VMkernel(vmk)アダプタのGateway設定を変更できるようになったことも良かったです。

fig04

fig05

ストレージポリシー

ストレージポリシーは一度設定すれば良いのですが、新しいポリシーを追加したり変更したりする場合はvSphere Web Clientに戻らなければならないのがまだ面倒です。 vSphere 6.5 U1dではストレージポリシーがvSphere Clientにすべて統合され、廃止予定のクライアントを使用しつづける理由がなくなりました。ストレージポリシーを作成するためのワークフローは簡単になり、以前のクライアントと比較してユーザーエクスペリエンスが大幅に改善されました。

fig06

ホストパッケージ

ESXiホストに何のパッケージがインストールされているのかを確認したいと思ったことはありませんか。この新しいビューではインストールされているドライバとサードパーティVIBのバージョンや、それらの認証状況を素早く見ることができます。このビューへアクセスするには、ナビゲーションからHost -> Configure -> System -> Packagesを辿ります。

fig07

仮想マシンの設定とテンプレートのカスタマイズ

最後に、仮想マシンにハードウェアを追加したり、テンプレートから仮想マシンを展開したりする洗練された機能もしっかりと備えています。Edit VM Settingsダイアログにて、NVMe、SCSI、USBコントローラ、ホストベースのUSB アダプタなどのハードウェアを追加する機能がついに実装されました。

fig08

テンプレートから仮想マシンをデプロイする方法は、多くのvSphere管理者が普通に行っていることと思います。これを効率的かつ有益なプロセスにするためには、仮想マシンのゲストカスタマイズ仕様を作成・管理できるツールが不可欠です。そのため、vSphere Clientにこれらの機能が含まれたことに非常に興奮しました。新しい仮想マシンのゲストカスタマイズ仕様をゼロから作成し、さらに、既存のものを迅速かつ簡単にウィザードで管理することができます。

fig09

まとめ

これらの機能やワークフローは、vSphere 6.5 U1dリリースで強化された機能の一部に過ぎません。廃止予定のvSphere Web Clientにもともと備わっていた機能もありますが、UXの抜本的な見直しが行われ、大幅に改善されたものもあります。そして、vSphere管理者は古いクライアントを仕方なく使い続ける必要性が下がりました。

すべての改善内容はこちらで見ることができます。次のvSphere Clientのアップデートに何が含まれるのかを確認するためには、vSphere Client Flingの最新バージョンをチェックしてみてください。コメントやフィードバック、リクエストがある場合は、右上のスマイルマークをクリックして、vSphere Clientに組み込まれているフィードバックツールをお気軽にご利用ください。

引用元
https://blogs.vmware.com/vsphere/2018/01/vcenter-server-6-5-update-1d-includes-third-update-html5-vsphere-client.html

※本コラムはVMware社が公式に発表しているものでなく、翻訳者が独自に意訳しているものです。

 


 

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