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第25回 エッジコンピューティングに関するBerlin Summitの必見セッション (野田貴子) 2019年1月

こんにちはー。野田貴子です。今回は海外で公開されているOpenStack関係のコラムを意訳します。英語が苦手な方にとっては、日本語で要約版があると助かるのではないかと考え、日本語訳したものをご紹介いたします。 興味がある方はご参考ください。海外動向を理解する上での参考になれば幸いです。

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オープンインフラの構築や運営をしている人々と、11月のOpenStack Summit Berlinで交流してみませんか。サミットの予定表には200個以上のセッションがあり、それらは人工知能や機械学習、ハイパフフォーマンスコンピューティング、エッジコンピューティング、ネットワーク機能の仮想化、コンテナインフラ、パブリック/プライベート/マルチクラウド戦略といったユースケースで構成されています。

ここでは、みなさんが見ておきたいと思われる、エッジコンピューティングに関するお勧めセッションの一部をハイライトします。 こちらですべてのお勧めをチェックできます。

ハイプを超えて:Edge Computing Working Groupのアップデート

Edge Computing Working Groupはユースケースの定義(スマートリモートカメラ、ストリーミングコンテンツ、拡張現実、ゲームなど)や、新技術のネットワークの新たなデプロイ方法を打ち出すことに忙しくしてきました。このパネルセッションに参加して、昨年このグループが大規模なOpenStackコミュニティやオープンソースコミュニティと次のような多数のプロジェクトにおいてどのように交流してきたのかを詳しく聞いてみましょう。

  • エッジクラウドをサポートするためのキーストーン開発
  • 連携モデルのGlanceサポート
  • Cyborg、Airship、StarlingXなどの関連プロジェクト
  • エッジクラウドとのデータ同期
  • 隣接するコミュニティとの協力:OPNFVエッジクラウドプロジェクトや、今後のコミュニティ
  • ベンダーとユーザーのコラボレーション

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ONAPを使用したエッジアプリケーションのオーケストレーションと管理

2018年、AkrainoというプロジェクトがLinux Foundationのエッジクラウド専用のオープンソース共同プロジェクトとして最初に提案されました。AkrainoはONAPやStarlingXなどのプロジェクトを統合するフレームワークです。ONAPプロジェクトはトップレイヤーのオーケストレーションとライフサイクル管理を扱います。StarlingXプロジェクトはボトムレイヤーの複数のOpenStackサービスを統合するエッジクラウドプラットフォームとして機能することになっています。プレゼンテーションではYang Yan氏(CMCC)とShane Wang氏(Intel)が、エッジデプロイのワークフローとライフサイクル管理の内部メカニズムにわたる共同統合作業について紹介します。詳細はこちら

エッジ上の生活:OpenStack、Kubernetes、Tungsten Fabricを組み合わせたエッジコンピューティングの実現

エッジコンピューティングのデプロイには、最適化されたネットワークとポリシーの制御、そして設置範囲の減少へのフォーカスが必要です。

Juniper NetworksのMarc Rapoport氏のこのプレゼンテーションでは、これらの大規模な分散デプロイと、Tungsten Fabric、OpenStack、Kubernetesで導入された最新の拡張機能を使用して、エッジコンピューティングの用途に最適化されたアーキテクチャを実現します。

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お触り禁止!エッジインフラ管理の取り組み

エッジインフラ管理には、アクセス制限、サイトの数、接続の制限、管理インフラで使用可能なオーバーヘッド量など、固有の課題が多数あります。これらは分散したサイトを稼動させる際に大きなハードルとなり、多くのオペレーターがこれらの課題に直面しています。RackNのCEOであるRob Hirschfeld氏は、実用的なソリューションと業界の類似点に目を向けることで、これらの問題やそれ以外の最先端のIT管理の課題を検討します。彼は、イミュータブルインフラ、ブルーグリーンデプロイ、継続的インテグレーションなど、クラウドデプロイの手法がエッジに適用される方法についてを追加で解説します。 Hirschfeld氏はハードウェアdev-opsに関する独自の視点や、エッジにフォーカスした彼のポッドキャストである「the latest shiny」からのゲストの意見を紹介します。 詳細はこちら

エッジでのインフラとネットワークのAPI

エッジの初期のソフトウェアはワイヤレスアクセスとコアネットワーク機能といったワイヤレスで構成されますが、実際のイノベーションは、IoT、メディア、分析、AR/VRなどのサードパーティアプリケーションによって駆動されています。ただし、至るところに広がるエッジ最適化ソフトウェア開発とこれらのサードパーティアプリケーションの迅速なデプロイには、エッジインフラとネットワークサービスに対するオープンAPIが必要です。搭載が容易であることに加えて、これらのAPIによって、ネットワークや利用可能なリソースに関する情報を使用することができるようになります。

このプレゼンテーションでは、Haseeb Akhtar氏(Ericsson)とGnanavelkandan Kathirvel氏(AT&T)が次の情報を共有します。

  • エッジでインフラ(OpenStack、Kubernetes、ハードウェアなど)とネットワーク(5G RAN、Coreなど)のAPIを公開するための主要なアーキテクチャオプション。
  • エッジのサードパーティアプリケーションのAPI要件。欲求とニーズについて。
  • OpenStack、Kubernetes、ONAPなどがインフラ情報をAPIに組み込む役割。
  • これらのサードパーティアプリケーションで使用される可能性があるネットワークAPIのリスト。

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• ※本コラムは以下のブログを意訳したものです。
• 引用元 
http://superuser.openstack.org/articles/must-see-sessions-on-edge-computing-at-the-berlin-summit/
• ※本コラムは原文執筆者が公式に発表しているものでなく、翻訳者が独自に意訳しているものです。

 


 

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