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第19回 絶対王者AWSの売り上げ伸び率はIaaS市場の伸び率よりも高く、AWSさえやっておけばよい時代にも (吉政忠志) 2014年4月

 改めまして、このコラムを担当する吉政創成の吉政でございます。CTC教育サービスのマーケティング支援を行っているご縁から、この「技術者のほにゃららら」というコラムを月刊連載しています。「ほにゃららら」というのは40歳前後以上の方でないとぴんと来ないかもしれません。「XXXXX」や「なんとか」のような意味です。ちょっと大きな会社の役員をしていたこともあり、技術者の面接で経験したことや、XMLやLinux、Ruby、Ruby on Rails、PHPの認定試験を運営支援する中で感じたことなど、技術者の方々に役に立つような内容を中心に書いていきます。第19回は「絶対王者AWSの売り上げ伸び率はIaaS市場の伸び率よりも高く、AWSさえやっておけばよい時代にも」について書いてみます。

 米国調査会社のSynergy Research Groupによると、2014年2月発表の市場データによると、ワールドワイドのIaaS/PaaS型クラウド市場は1年前に比べて55%成長(3か月前の発表では46%成長としていました)。その中でAWSは65%成長(3か月前は55%成長としていました)し、さらにセールスフォース・ドットコム、マイクロソフト、IBM、Googleの売上合計よりもAWS単体の方が大きく、死角がない絶対王者として、IaaS/PaaS市場を作り出し、今も新しい挑戦を続け、市場をけん引し続けています。

 特徴的なのは、市場の伸びがIaaS/PaaSともに伸びているのにもかかわらず、AWSの伸びのほうがもっと伸びていることです。つまり、結局圧倒的に伸びているのはAWSということになります。

 何故か?

 敢えて説明するまでもなく、エンタープライズ分野に市場にAWSが採用されているからにほかなりません。もともとIaaS/PaaSは小規模から始まっており、便利さ、コストメリット、信頼性の観点から、採用されるシステム規模が大きくなってきています。将来的には、銀行のオンラインシステムや、官公庁のシステムなど、クラウドにしてはいけないといわれている分野を除きすべて、ターゲットになるはずです。

 エンジニアの皆様、IaaS/PaaSに携わらない!と決めている方はいらっしゃりますでしょうか?

 ほとんどの方は、すでに触っているでしょうし、エンジニアとして使えるようにならないといけないと思っていると思います。そうであれば、ここまで大きなシェアを持ち、今も拡大しているAWSを開発用途ではなく、エンタープライズ用途として活用できるようになった方がよいのではないかと、私は思います。

 と、ここまで前フリがあっての宣伝で恐縮ですが、CTC教育サービスはAWSのエンタープライズ活用を進めるうえで必要なスキルを教えるAWS入門コースAWSサービス実践コースを提供しています。興味がある方は以下をご覧ください。

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