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こんにちは、穂苅智哉と申します。
本コラムをお読みの皆さんは、仕事において「数字」は得意でしょうか。
私の感覚では、おそらく「得意」と答える方のほうが少ないのではないかと思います。
というのも、従来の仕事では、今ほど数字についてのリテラシーを多くのビジネスパーソンが必要としなかったことが一因としてあると考えます。
しかし、テクノロジーの発展により今では様々なデータが定量的に取得できますが、ツールでデータを取ることはできても、それをどのように理解して、解釈して、活用していくのかは人間の仕事です。
そこで今回は、データ・統計分析について見ていきます。
統計分析、もしくはデータ分析ともいわれることがありますがこれは「集めたデータから、相関関係や法則性を見つけ出して活用する」ために行うものです。もう少し発展させると、予測モデルのようなものから将来の需要を見つけ出し、将来に向けた方針や施策に使うということです。
具体的に統計分析というのは、例えば平均値・中央値・標準偏差などです。この中で理解が分かれるのは「標準偏差」でしょう。
標準偏差は、データのばらつき具合を表す指標です。平均値は該当するデータの数値を合計してデータ数で割ったものですが、これだけではばらつき具合がわかりません。期末テストの数学の結果が全員80点のクラスの平均80点と、100点もいれば50点もいるクラスの平均80点だと平均値は同じですがその意味合いは異なってきます。そこで、標準偏差を用いることで「問題の難しさ、理解度のばらつき」「売上の変動具合を見ることでビジネスの安定度やリスクを把握」「顧客単価のばらつきから、どの価格帯向けにマーケティングを行うのかを判断」「投資などのリスク把握」「製造製品の品質管理として製造の精度を把握する」など様々に使うことができます。
また、それ以外にも「正規分布」や「回帰分析」なども大事です。
ちなみに正規分布は、多くのデータが平均を中心にして左右対象に分布する山の形のグラフ(釣鐘型)のことです。標準偏差と組み合わせて使うことで、異常値検知や信頼区間などが可能になります。
回帰分析は、ある変数(目的変数)が、他の変数(説明変数)によってどう影響を受けるかを数字で表す方法です。関係性を数字で明らかにすることで、例えば「Aの広告費を増やすと売上がどれだけ増えるのか?」「商品Bの価格を10%上げると売上がどれだけ増える/減るのか?」などを分析できるようになります。
かなり便利そうですよね。
統計分析というとデータアナリストなどのイメージで、難しいソフトを使って難しい分析をガリガリやっているような印象を持つかもしれませんが、正直そういったエンジニアではないビジネスサイドの人材がExcelなどを使って分析していくことのほうが身近ですし多くの企業にとっては必要なのです。
大事なのは、実際に手を打つ側(営業、企画、マーケ、人事、総務、経理など)が数値を根拠にした、確証の高い判断をすることです。Excelがあればできる部分が多いため、早期にこのスキルは社内で浸透させておくほうが望ましいといえます。
統計分析は小難しくなりがちで、一人で学んで活用しようとしてもなかなかうまくいかないことがあります。
効果的に学習するために、CTC教育サービスが提供する「業務で活かせる統計分析基礎 ~Excelを活用してデータを正しく解釈しよう~」を受講してみるのはどうでしょう。集中して学ぶことで活用もしやすくなります。
情報を記載しておきますのでご興味がある方はご覧の上、ぜひお問い合わせください。
業務で活かせる統計分析基礎 ~Excelを活用してデータを正しく解釈しよう~
https://www.school.ctc-g.co.jp/course/TK013.html
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