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[IT研修]注目キーワード Python Power Platform 最新技術動向 生成AI Docker Kubernetes
こんにちは、穂苅智哉と申します。
今日のビジネスにおいて、ITシステムが企業活動の根幹を成していることに異論がある方はいないでしょう。社内での情報管理や基幹業務もITシステムが中心にあります。また、SaaSなど何らかの情報サービスを社外に展開している企業では、システムトラブルや停止が企業の経営に影響するくらいのインパクトになることもあります。
しかし、IT人材不足の世の中で、社内を教育すると言ってもなかなかまとまってこういった技術を身に着けていくということは難しいのではないでしょうか。
そこで今回は、とても重要なITシステムのインフラ運用について最初の学習方法を解説していきます。
私達が普段使用しているシステムには必ずシステム運用・インフラ運用がされています。システムによっては、24時間365日稼働していることが必要なものもありますし、とても重要で機密性が高いデータの保管や活用も必要です。
いくつかの観点でシステム運用保守の必要性を書いていきます。
1つ目は、ビジネス継続性です。先程も触れましたが24時間365日稼働をしていることが重要なシステムの場合、少しシステム稼働ができなるくなるとその分の経済的損失や顧客満足度の低下につながってきます。これはサービスや会社の信頼性とブランディングにも影響するものですので非常に重要です。
2つ目は、リスク管理です。日々新しい手法で被害が出続けているサイバー攻撃に対してのリスクをどれだけ防げるのかはインフラ運用においても重要です。また、システム障害に関してのリスク(ハードウェアやソフトウェアのバグ、災害対策など)も欠かせません。
3つ目は、経済的側面です。運用保守対象のシステムに対して、どれだけ予防的な対策をとるべきか、システムの計画的なアップデートや連携、追加開発による投資回収計画、TCOの削減など経済的な観点も運用保守とは切り離せません。
4つ目は、技術的側面です。システムを稼働していると未来永劫全く問題なく動いていくわけではありません。例えば連携しているシステムの相互依存関係が複雑になることや技術スタックが多様化し、それに対応しながらシステムを維持していくことが求められます。また、システムのパフォーマンス最適化も重要なポイントです。
5つ目は、法的・規制要件です。運用保守チームだけの対応ではないですが、例えばデータ保護法への対応や業界ごとに遵守が必要となる規制やルールもそれに該当します。
このように、システムの運用保守は欠かせないものであることが分かります。
しかし、システム保守運用の分野であまり多くの人材がいないことも事実です。
ソフトクリエイト社の2025年4月発表の「情報システムの現状とIT活用実態アンケート 2025」(※1)によると、情報システム人材育成・教育に時間を使っているという回答が急増しているという状況でした。多くの会社では情報システム部門の人材不足を感じており、なるべく社内で育成するという方針で動いている場合が多いようです。
(※1) https://www.softcreate.co.jp/news/detail/332
AI等での自動化も進んでいる中ではありますが、人手不足ということに変わりはありませんのでなるべく効果的に社内育成を進めていくことが企業として必要です。
効果的に学習するために、CTC教育サービスが提供する「システム運用基礎 ~ITインフラの全体像と運用業務の基本を学ぶ~」を検討してみるのはどうでしょう。これからシステム運用業務に携わる方、インフラエンジニアとしての第1歩を進む方向けの内容となっており、入門編としてはうってつけです。
情報を記載しておきますのでご興味がある方はご覧の上、ぜひお問い合わせください。
システム運用基礎 ~ITインフラの全体像と運用業務の基本を学ぶ~
https://www.school.ctc-g.co.jp/course/SMS10.html
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