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第33回 AI人材育成で失敗する企業の共通点を解説(スキルマップなき計画が生む落とし穴) (穂苅 智哉) 2026年4月15日公開

「AIを活用できる人材を育てたい」そう考えながらも、なかなか成果につながらない。
そんな声が、多くの企業の人事・教育担当者から聞こえてきます。IPA(情報処理推進機構)の「DX動向2025」によれば、日本企業の85.1%でDXを推進する人材が不足しているとされており(※1)、AI人材育成はもはや先送りできない経営課題です。では、なぜ多くの企業でAI人材育成がうまくいかないのでしょうか。その背景には、共通した「落とし穴」があります。
(※1)https://www.ipa.go.jp/digital/chousa/discussion-paper/dx2025_digital_talent_ai_era.html

AI人材育成で「失敗する企業」に共通する3つの落とし穴

「研修を実施しているにもかかわらず、現場でAIが使われない」という状況に陥る企業には、計画段階でのある共通した問題があります。代表的な落とし穴を3つ整理してみます。

1:スキルマップが存在しない落とし穴

AI人材育成でまずつまずくのが、「自社に何のスキルが足りないのか」を把握できていないことです。
スキルマップとは、社員のスキルレベルを可視化した地図のようなものです。これがなければ、誰に何を学ばせるべきかが曖昧なまま研修がスタートし、効果的な育成は難しくなります。「日本の人事部 人事白書2025」によれば、AI人材育成に取り組んでいない企業はいまだ44.1%にのぼるということです(※2)。取り組んでいる企業でも、体系的な計画なしに動いているケースは少なくありません。

2:「誰でもよい」研修が生む温度感の低下の落とし穴

次の落とし穴は、研修対象者が曖昧なことです。
「全社員に受けさせよう」という方針は方向性としては正しくても、内容がエンジニア向けに偏っていればビジネス部門の社員は疎外感を覚えます。逆に基礎的すぎる内容ではエンジニアの関心を失います。対象者ごとに学習プランが設計されていないと、研修への参加意欲が低下し、現場での活用にもつながりません。

3:ゴール設定が曖昧なまま研修がスタートする落とし穴

単に「AIについて学ぶ」だけでは、ゴールとして不十分です。
「半年後に生成AIを使って業務効率化を推進できる人材を育成する」といった具体的な到達目標が必要です。ゴールがなければ研修後の成果を測る指標もなく、継続的な改善もできません。
(※2)https://jinjibu.jp/article/detl/hakusho/3904/

では、「使えるAI人材」とはどんな人材か?

これらの落とし穴を回避するためには、まず「育てるべきAI人材像」を明確に描くことが欠かせません。公的機関の定義と、企業の現場ニーズの両面から考えてみます。

経産省が示すAI人材の定義とスキルセット

「使えるAI人材」を育てるには、まずその定義を明確にする必要があります。経済産業省は「デジタルスキル標準(DSS)」の中で、DXを推進する人材が習得すべきスキルを体系的に定義しています(※3)。AIに関するスキルは、全ビジネスパーソンが身につけるべき「DXリテラシー標準」と、専門的にDXを推進する人材向けの「DX推進スキル標準」の2層で構成されています。つまり、AIスキルはエンジニアだけに求められるものではなく、全社員への一定の理解が求められる時代になっています。

企業が本当に必要としているAI人材像

世界経済フォーラム(WEF)の「仕事の未来レポート2025」では、2025〜2030年の間に世界でAI・データ関連職種が新規雇用の成長を牽引すると予測されています(※4)。しかし企業が本当に必要としているのは、AIの仕組みを知っているだけの人ではありません。AIを使って業務改善を実現できる人、活用アイデアを提案できる人などビジネスの文脈でAIを動かせる人材です。
(※3)https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/skill_standard/main.html
(※4)https://www.ipa.go.jp/digital/chousa/discussion-paper/dx2025_digital_talent_ai_era.html

AI人材育成プログラムを設計する手順

育てるべき人材像が定まったら、次は具体的な育成プログラムの設計です。難しく考える必要はありません。3つのステップを順に踏むことで、計画に一貫性が生まれます。

STEP1:現状のスキルレベルを把握する(スキルマップ作成)

まず取り組むべきは、社員の現状スキルの「見える化」です。
AIツールの利用経験や資格の保有状況を集約し、部署・職種ごとのスキルマップを作成します。育成すべき人材層と優先すべき学習領域が明確になることで、次のステップが動き出します。

STEP2:育成対象と学習プランを明確にする

スキルマップをもとに、「誰に・何を・いつまでに」という学習プランを設計します。
ビジネス職向けには生成AI活用のリテラシー強化、エンジニア向けにはAI開発・活用の技術習得など、役割に応じて内容を分けることがポイントです。

STEP3:信頼性の高い研修プログラムを選ぶ

学習プランが決まったら、それを実現できる研修プログラムを選びます。
大切なのは、内容の体系性・実践性・継続支援の有無です。スポット的な研修だけでなく、スキルアップを段階的に支援できる仕組みが整っているか確認しましょう。

CTC教育サービスが提供するAI人材育成の学習プラン

3つのステップを実践するうえで、頼りになるパートナーを選ぶことも成功のカギです。CTC教育サービスでは、AI人材育成に必要なコースを体系的に揃えています。

AI基礎から生成AI活用まで、体系的なコースラインアップ

CTC教育サービスでは、AI人材育成に特化したコースをまとめた「AI時代を見据えた『使えるAI人材』育成」ページ(※5)を公開しています。AIの基礎・応用知識から生成AIをビジネスに活かす実践コース、全社員向けのリテラシー向上研修まで、体系的なラインアップを取り揃えています。前述のSTEP1〜3を踏まえた育成計画に合わせ、最適なコースを選べる構成です。

貴社に合わせた柔軟な研修設計にも対応

「自社の状況に合ったカリキュラムを組みたい」という場合も、CTC教育サービスでは柔軟なカスタマイズ対応が可能です。人事担当者・教育責任者の方は、ぜひ一度コース詳細ページをご覧ください。AI人材育成の「最初の一歩」を、今日から始めましょう。
(※5)https://www.school.ctc-g.co.jp/ai-skill/index.html

【おすすめコース】
AI人材育成研修一覧
https://www.school.ctc-g.co.jp/ai-skill/index.html

 

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