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第23回 【はじめの一歩】クラウドネイティブなシステムを前提とした設計・構築・運用管理 (穂苅 智哉) 2025年5月

こんにちは、穂苅智哉と申します。

クラウドサービスは私たちの身の周りにあふれるようになりました。普段PCやスマートフォンで何気なく使っているサービスの裏側がAWSなどのクラウドサーバであることも当たり前になっています。

クラウドと対比されるものとしてオンプレミスがあります。これは、企業が自社の施設内にサーバやネットワーク機器などのハードウェアとソフトウェアを保有し運用していく形態ですが今では、オンプレミスからクラウドへの移行もどんどん進んでいる状況です。

しかし、まだまだオンプレミスのシステムが現役で動いていることも多くありますし、クラウドの考え方に沿ったシステムの設計や構築、運用を取り入れていきたくても難しいという状況もあります。

クラウドネイティブなシステムとは?

クラウドネイティブなシステムとは、クラウドを十分に活用したシステムのことです。AWSの表現を使うと、「クラウドコンピューティング環境で最新のアプリケーションを構築、デプロイ、および管理するソフトウェアアプローチ」です。
(参考:クラウドネイティブとはなんですか? - AWS

クラウドが普及する背景としては、市場や顧客のニーズの変化があります。今のビジネスでは必要なときに必要なものを利用するという考え方です。製造業を見ても、昔のように限られた品目を大量に生産するというケースは少なくなり、より多様な品目、顧客に即した品目を適量供給していくことが求められています。そしてこれはインフラにも言えることです。「必要なときに必要な量だけを利用する」というクラウドの考え方がフィットします。

クラウドネイティブな考え方で構築するソフトウェアの特徴としては、①効率性向上、②コスト最適化、③可用性があります。これらは、ある程度の想定をして大きめに用意をしておく必要がある「オンプレミス」では実現が難しい部分です。

まず効率性に関してです。クラウドネイティブな開発は基本的にアジャイル型の開発となります。そのため作りながら、使ってもらいながらブラッシュアップしていく形になるため、利用者目線も開発に反映させることができ、利用クラウド側のサービスなどを取り入れることで追加の仕組みや自動化なども実現できます。
コスト最適化に関しては、あらゆるコストが減っていきます。例えば、自社でサーバや設備を保持するためのオンプレミスの環境と、自社で物理的な設備を保持する必要がないクラウドとでは明らかな差があります。クラウドネイティブでシステム側のコストが下がれば、製品やサービスに還元してよりクライアントが使いやすい価格にすることもできるかもしれません。
可用性はサービスが継続して稼働できる能力のことです。例えばサーバリソースを増設したり減らしたり、サーバ自体を増やしたりすることもクラウドであれば容易です。オンプレミスだと大変な工数が発生するところがブラウザからの操作で実現してしまうというのはすごいことです。

それでは、クラウドネイティブなシステムを設計・開発・運用するためにはどうしたら良いのでしょうか。

新しくクラウドネイティブなシステム設計・構築・運用を学ぶためには

新しくクラウドネイティブなシステムを学ぶ際には、ある程度知識が必要です。オンプレミス環境との比較、密結合と疎結合などクラウドネイティブなシステムの特徴、設計のための考え方やツールなどそれなりのボリュームです。
しかし、忙しい勤務の中でどうやって学んでいくのが効果的なのかは悩みどころです。

学習は、CTC教育サービスが提供する「クラウドネイティブ基礎」を使ってみるのはどうでしょう。
クラウド前提でのシステム設計や運用を体系的に身につけることができます。

コースの情報等を記載しておきますのでご興味がある方はご覧の上、ぜひお問い合わせください。

クラウドネイティブ基礎
https://www.school.ctc-g.co.jp/course/CN01.html

 

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