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第38回 Generative AI活用の次に育てたい人材とは?「AIエージェント時代」に向けてAWSで学ぶ第一歩 (穂苅 智哉) 2026年9月16日公開

社内研修のテーマとして生成AIを扱うとき、最近はひとつ悩ましい変化があります。

以前であれば、「まずは使ってみる」が大きなテーマでした。ところが今は、それだけでは少し足りません。現場である程度使われ始めたからこそ、次は何を学ばせるべきか、どの層にどこまで身につけてもらうべきか、という判断が求められるようになっています。

実際、総務省の令和7年版情報通信白書(※1)では、日本企業の55.2%が何らかの業務で生成AIを利用しているとされています。一方で、導入時の悩みとして最も多かったのは「効果的な活用方法がわからない」という回答でした。この数字を見ると、企業の関心はもはや「使うかどうか」ではなく、「どう使い切るか」に移っていることがわかります。そう考えると、これからの人材育成で問われるのは、生成AIの基本操作そのものよりも、その先の活用を担える人材をどう育てるか、ではないでしょうか。

(※1)https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r07/html/nd112220.html

Generative AI活用が広がる今、企業は次にどんな人材を育てるべきか

生成AIを導入した企業の中で、次に見えてくるのは「使えること」と「業務に組み込めること」は別だ、という現実です。文章の作成補助や要約、情報整理といった用途であれば、比較的早い段階から活用が進みます。けれども、そこから先、複数の処理をまたいで仕事を進めたり、条件に応じて動きを変えたりするような使い方になると、急に難易度が上がります。

この段階で必要になるのは、単に生成AIを操作できる人材ではありません。
業務の流れを理解したうえで、どこをAIに任せられるのか、どこは人が判断すべきなのかを整理できる人材です。言い換えれば、ツールの利用者ではなく、活用の設計に関われる人材が必要になるということです。

矢野経済研究所の2025年調査(※2)でも、このギャップははっきり表れています。生成AIを活用している企業のうち、AIエージェントを「利用中」と答えた企業は3.3%にとどまりました。一方で、「導入検討中」は13.5%、「関心あり(情報収集中)」は49.3%にのぼっています。関心は高いのに、業務に乗せるところまでは進み切れていない。だからこそ今、技術部門や開発チームの中に、AIエージェントの考え方を理解し、業務との接点を見極められる層を育てる意味が大きくなっています。

(※2)https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3991

AIエージェント時代に向けて、技術部門が押さえておきたい基礎とは

ここで押さえておきたいのが、AIエージェントは従来の会話型AIの延長線上にありながら、役割は少し違うという点です。会話型AIは、質問に答える、文章を整える、案を出すといった場面で力を発揮します。一方、AIエージェントは、目的に応じて必要な情報を集め、処理を組み合わせ、段取りを踏みながらタスク全体を進めていく考え方に近いものです。

この違いを理解しておくことは、すべての企業の技術部門で特に重要です。
なぜなら、生成AIの導入だけでなく、その先のエージェンティックAI活用まで視野に入れるなら、技術部門には「何ができるか」だけでなく、「どう設計し、どう使い分けるか」を判断する基礎が求められるからです。概念だけを知っている状態では足りず、エージェントの種類、実装パターン、関連するサービスやツールの位置づけまで、ひと通り整理して理解しておく必要があります。

こういった基礎力を身につけるためには当然学習やトレーニングが必要です。
しかし、自社ではなかなかそういった機会の提供が難しいのも事実です。

AWSでAIエージェント活用を進めるなら、実践的に学べる研修が第一歩になる

人材育成の現場では、新しい技術ほど「何をどこまで教えるべきか」が悩ましくなります。AIエージェントもまさにそうしたテーマのひとつです。言葉だけは広がっていても、自社の業務にどう結びつくのか、誰に学ばせると効果が出やすいのかは、まだ見えにくい企業が多いはずです。

だからこそ、最初の段階では、断片的な情報を追いかけるよりも、基礎から実務イメージまでを短時間で整理できる場が役に立ちます。CTC教育サービスの「Agentic AI Foundations」(※3)は、ソフトウェア開発者や技術者、開発チーム、既存のAWSユーザーを対象に、AIエージェント活用の基本を体系立てて学べる講座です。エージェンティックAIの基本概念、エージェントの種類、実装パターン、AWSサービスの選択肢に加え、Strands Agents SDKやAmazon Bedrock AgentCoreまでを1日で学べる構成になっています。
受講対象は技術寄りですが、実際に受講を検討・判断するのは、その周辺にいる教育担当者や技術部門の上席者であることも少なくありません。その立場から見ても、この講座は「今後どんな人材を育てるべきか」を考えるうえで、具体的な判断材料になりやすい内容だと思います。

生成AIの活用が当たり前になった今、次に差がつくのは、その先の設計と活用を担える人材を持てるかどうかです。AIエージェント時代を見据えて、社内の技術人材に何を学ばせるべきか。その答えを考える最初のきっかけとして、この講座は十分に検討する価値があるのではないでしょうか。

(※3)https://www.school.ctc-g.co.jp/course/AW32.html

【おすすめコース】
Agentic AI Foundations
https://www.school.ctc-g.co.jp/course/AW32.html

 

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